So-net無料ブログ作成

もっと賢く [よしなしごと]

この辺とかこの辺とかで、少しいじめ問題に触れた。で、結構ストレートに「報復しろ」と書いた。そしたら、呉智英のこんなエントリを読んでしまった。
なんと云うか、よくも悪くも「さすが呉智英」ではある。ただ、単純には賛同しかねるのだ。

いくら少年法が守ってくれても、暴力による報復はリスクが大きすぎる。それは何より報復するものを傷つける。彼らを思ってくれるひとびとのことも、傷つける事になる。
それより何より、それはいじめている連中を変えはしない。いじめている連中は無邪気で、天真爛漫で、ゆたかな童心を持った「空気の読める」普通の子たち、早い話が犬以下の動物だ。自分たちがしている事が、誰かを傷つけているなんて思いもしない。

きみたちの暴力で、彼らは悔やんだりしない。だったら、力をつけろ。大人になって知恵がついたら、そのときに合法的に報復するのだ。彼らが悔やんでも悔やみきれないほどの報復だ。彼らの一生を台無しにしてやれ。

そのときのために、きみたちは力をつけなければいけない。きみたち自身も、きみたちの大事なひとたちも傷つけずに、彼らを叩き潰す事ができるだけの。だから、今を生き抜くのだ。
これからも、大多数の「普通のひとたち」はきみたちの周りからいなくならない。きっと、今より増えていくだろう。今と同じように、形を変えたいじめを続けていくだろう。多数派は何をしてもいい、というふうに、どうやらこの国を支配している権力者たちも思っているようだし。
戦いは続く。だから、戦い続けられるだけの力をつけるんだ。

力を得たきみたちが、それでも彼らを叩き潰したいと思うか、それはそのときに考えればいい。一生「普通のひとたち」からは逃れられないのだから。


タグ:雑談
nice!(1)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 3

auster

私も文科省の大臣のメッセージなんかよりも(問題がゼロではないにしろ)呉さんのメッセージのほうが意味があると考えています。他者を傷つけること、死にまで追い詰めるほどの行為がまずもってなによりも許されないということをはっきりすべきでしょう。「きみたちもいじめられることもあるのだから」といった加害者へのメッセージは、いじめられる側の「屈辱感」なり自分を弱者として「隠したがる」気持ちを払拭するどころか正当化しているようにも思えるからです。「弱者は大切にしなければならない」ではなく、他者の権利を不当におかすこと自体が罪であるという認識が大事ですから。。。はじめましてにもかかわらず、長文失礼しました。
by auster (2006-12-02 02:37) 

pooh

austerさん、はじめまして。

> 他者を傷つけること、死にまで追い詰めるほどの行為がまずもってなによりも許されないということをはっきりすべきでしょう。

同感です。そうしてその機能は、実際には学校側・教師側に期待するのは難しいと思っています(その機能を果たす事に対するインセンティブを提示する必要があります。いやな話ですが・・・)。
だから、いじめられっこ達には、なんとかして「自分で権利を守ってもいいこと、ただしそれは出来るだけ『自分の得になるように』すべき事」を伝えられれば、と思うのです。

呉智英氏のメッセージに対して「憎しみの連鎖」を根拠に反論するひとたちが、一番的外れだと思っています。多分彼らは、「憎しみの鎖の最後のひとパーツ」を他の誰かに押し付けて生きてきたのでしょうが。
by pooh (2006-12-02 06:32) 

pooh

とくにエントリを起こすまでもないので、ここで。こっちの件。
http://mainichi.jp/select/news/20120807k0000m040093000c.html

仙台の私立高校にはスポーツの強いところがいくつかあって、そのなかには日本全国から生徒を集めているところもあって。そう云うところの生徒には、たとえば学校の不祥事で自分の所属している部が出場辞退をしなければいけないようなことになったら、将来にわたって人生設計が崩れてしまう子もいる。逆に学校側も、それらの生徒に(学費の対価として)提供すべきサービスを充分に提供できない、と云うような状況にもなりうる。
みたいなことを考えると、「いじめられた生徒を退学させる」と云う判断はその学校の関係者の大半にとって合理的だったりもするわけで、あまり不思議な感じはしない。

そう云うスポーツに強い仙台の私立高校のひとつに、女子だけが通える外国語コースができて、やけにかわいらしい制服の女の子たちが仙台の街中に登場したのが20数年前。「内部で女の子をあてがっておけばなにかあったときにもみ消すのも簡単だもんな」みたいな、ひがみ臭くて見苦しい憎まれ口を叩いていたぼくたち小汚い公立男子校出身者たちの母校も、いまや共学になって数年が経つのだった。
by pooh (2012-08-07 13:04) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

関連記事ほか

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。