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批判されること [世間]

こしだすいさんの●ニセ科学批判批判?に思うことと云うエントリにぼくがお返事して、うちのコメント欄やこしださんの追加エントリを含めてなんだかなかなかいろいろと勉強になる展開になった。この流れに対してapjさんの今の「ニセ科学批判批判」が使えないのはなぜだろう?と云うエントリや、さらにそれをフォローするかたちになるdlitさんの「いっちょ有効なニセ科学批判批判論でも考えてみるか→すぐに挫折」から考えたことと云うエントリがあがっている。その辺りからのぼくの見解。

有意義な「ニセ科学批判」批判と云うのは、ニセ科学批判を継続的に行っている側からするとむしろ歓迎すべきもので。

結局のところ、現時点であちこちで見られる「ニセ科学批判」批判は、単純にニセ科学を商売にしているので批判されたらカモを引っ掛けられなくて儲けられない、と云う理由で行われているものか、あるいは単にニセ科学を批判している人間に何とかして嫌がらせをして議論を混乱させたい(動機は不明)というだけのものか、大通りで大声で放言していただけなのにけちをつけるとは何事かみたいに逆恨みしているか、概ねどれかでしかない。そんなものが有効な批判になるわけがない。


で、実際のところはニセ科学を批判している人間の間でも立ち位置も考え方も違うので、互いに批判が生じるのは日常だし(例えばあれほど話題になった芹沢さんの覚えておきたい、ニセ科学リストに対して、その試みに留保なしで賛同したひとは継続的にニセ科学を批判している論者には知っている限りひとりもいなかった)、議論と考え方の擦り合わせの結果まるきり当初と違う結論になることも珍しくなくて。

他の角度からの視点を提示されて、自分の視野に入っていなかったものを突きつけられる。そう云う意味で現時点では、ぼくに対する一番痛い批判をくれるのはやっぱり「ニセ科学批判者」であり、なので正直云うとニセ科学批判の言説を行う際に一番怖いのは自分のところのコメント欄と、そこの常連コメンテーターのみなさんだったりするのだった(逃げ場がないし)。

# 余談だけど、こしだすいさんの件のエントリからリンクの張られたぼくのエントリを経由してoruteさんのところを覗きに云っている方々が若干いらっしゃるようで、リファラを見たらしいoruteさんが勇ましく吹け上がっていらっしゃって面白い(今度はイナゴって言葉を覚えたみたい)。大してアクセス増に貢献しているとは思えないけど、よっぽどうれしかったんだろうなぁ。


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たかぎF

おひさしぶりです.

有意義な「ニセ科学批判」→有意義な「ニセ科学批判批判」

でしょうか…ややこしいですね.
TAKESANさんみたいにNKHHと書くとわかりやすいけど,仲間内のjargonっぽいし,悩ましい.

ニセ科学批判まとめWiki (含 基本文書リスト,ありがちなニセ科学批判批判 FAQ) を作りかけたのですが,全く余裕がなくて放置しています.そのうちなんとかしようと思いつつ,早数ヶ月です.ダメだなぁ.
by たかぎF (2007-12-18 22:52) 

pooh

> たかぎFさん

あぁ、タッチの差で気付いてすでに直してしまいました(^^;。
ご指摘ありがとうございます。

たかぎFさんが試みているのは知っていたんですが。
いずれにせよ、無理のない範囲でゆっくりと、ですね。
by pooh (2007-12-18 22:58) 

たかぎF

> たかぎFさんが試みているのは知っていたんですが。

あれ,バレてましたか (^^;
ブックマークとかしないようにはしてたんですが,まぁブログサーチにはかかるかな.
by たかぎF (2007-12-18 23:09) 

pooh

> たかぎFさん

どこで知ったのかは忘れましたけど。
del.icio.usの方は拝見していたりします。
by pooh (2007-12-18 23:15) 

PseuDoctor

こんばんは。

先日も書かせて頂きましたが、Wikiにはブログとはまた異なった可能性が拓けていると感じています。特に「集合知の活用」という特徴には端倪すべからざるものがあると思いますが、その特徴を最大限に生かそうと思うと、どうしても情報の質を保証するのが難しくなってきます。

かと言って、個々人で割けるリソースにはどうしても限界があるし。
やはりPoohさんの仰る通り、現状では燃え尽きないようにゆるゆると続けていくのしか無いのでしょうね。歯痒いですけど。
by PseuDoctor (2007-12-18 23:33) 

TAKESAN

NKHHは、もちろん、あのエントリー限定です(笑) あまり、「知っている人は知っている」風な言葉を使うのは、アレですしね。

たかぎFさん
 >ニセ科学批判まとめWiki

知らなかった…。

---

すみません、たまには野暮コメントを。

 >リファラを見たらしいoruteさんが勇ましく吹け上がっていらっしゃって面
 >白い
ここしばらくは見ていなかったので、久しぶりに覗いたのですが。
…大変微笑ましいと思いました。
by TAKESAN (2007-12-18 23:33) 

pooh

> PseuDoctorさん

ツールの特質、論者の特質、それぞれあって。特質があれば弱点もある、と云うことだと思います。例えばぼくは「テキストの書き手」であって、Wikiで貢献できるとは自分では思えなかったりとか。
by pooh (2007-12-18 23:42) 

pooh

> TAKESANさん

きっと寂しかったんだろうと思います。
SEOの専門家なんですから、自分でアクセス向上対策をすればいいのに、とか思いますけどね。
by pooh (2007-12-18 23:44) 

PseuDoctor

なるほど。
確かにPoohさんは「書き手」という感じがします。時々仰られている「それぞれが自分に出来る事をする」というのは、実はとても深い、かなり実感を込めた言葉なのかなあ、という気もしています。
by PseuDoctor (2007-12-18 23:58) 

内海

poohさん、ホントにお久しぶりです、内海です(^_^;)
ここしばらく書き込みするタイミングを掴みきれない気が個人的にしていてROM専みたいになってたんですが、今回からまたコメントしたいと思います(^_^)

で、私も現状の「ニセ科学批判」批判はpoohさんの仰るとおりくだらない利害や私怨に基づいたものでしかないと考えてます。
ただ、現状のニセ科学批判に問題点は無いかというと、個人的には気になる点があります。
例えばですね、今きくちさんやたざきさんやapjさんのサイトを検索するなりして見ている一般の人達は、私から見るとまだ「ニセ科学ってどうなんだろう?」という疑問を自分から能動的に解決しようという意欲というか思考が「まだ出来る」人達だと思うんです。
でも、本当にニセ科学的な考えを無批判に受け入れて、それを支えている(ビリーバーではないごく一般の)人達って、正直な話kikulogでのやりとりすら理解するのに困難な程度のリテラシーしか持っていないのではないかと。
そして、いかにきくちさんやたざきさんやapjさんのニセ科学関連の文書が読みやすいといっても、そのレベルの人達が理解出来るものにはなっていない。
そこに問題はあるとは思うんです。
そういう科学やその他のリテラシーをほとんどもってない人達を説得する方法がないというところに。
by 内海 (2007-12-19 00:19) 

pooh

> 内海さん

ご無沙汰でした。

> いかにきくちさんやたざきさんやapjさんのニセ科学関連の文書が読みやすいといっても、そのレベルの人達が理解出来るものにはなっていない。
> そこに問題はあるとは思うんです。

そう思います。それはずっと課題です。
実はぼくの文体は、きくちさんたちの言説が届かないひとたちの一部に届くものだと考えている部分もあるんですが、でも多分ぼく独自のリーチはとても狭くて。

きっといつか新しい方法を見つけることができるはず、と思い続けて、怠らず探し続ける以外にできることはないんですけれどね。
by pooh (2007-12-19 00:26) 

pooh

> PseuDoctorさん

ぼくの言説は、質はともあれ基本的にはどうしても「文芸」になってしまうんですよ。それはそれで存在価値はある、と思ってはいるんですが。
by pooh (2007-12-19 00:28) 

newKamer

 ニセ科学批判批判が全て「役に立っていない」と言われると、私がここで恥部をさらしてまで書いた、「ゆるいビリーバーまでまとめて殺さないでください」という話が無駄だったような気がして、感情的に納得いかないんですよね。

 あれは、主に、kikulogのコメント欄で常態的に行われている「ニセ科学批判」の批判として書いたものですから。
by newKamer (2007-12-19 10:28) 

TAKESAN

お早うございます。

私は、”ニセ科学批判批判が全て「役に立っていない」”という主張には、「役立つニセ科学批判批判は、大概が、”ニセ科学批判”を並行して積極的に行っている論者によって行われている」、という含意があると思うのですが、どうでしょうか>newKamerさん

「ニセ科学批判批判」が、文字通りの意味では無く、既に「意味の無い言説」という意味を含んでいる気がする、今日この頃であります。この語が象徴的に使われている事も、関係しているのかも知れませんけれど。
by TAKESAN (2007-12-19 11:26) 

pooh

> newKamerさん、TAKESANさん

まず取り急ぎ、「『ニセ科学批判』批判」を未定義なまま議論しているために混乱を招いている点をお詫びします。

とは云え「『ニセ科学批判』批判」には定義がないんですね。「『ニセ科学批判』批判者」のほうにまず「自分の行動を定義する」と云う発想がないですから(反論のためには随時の定義変更も厭わない。そんなもの反論とは云わない、と云う事実を理解さえしなければ、その事実はないものになる、と信じている)。

今回の流れのなかで、ニセ科学批判者側(もちろんnewKamerさんを含みます)から生じる特定・個別の「ニセ科学批判」に対する批判は、かぎかっこつきの「『ニセ科学批判』批判」とは(このエントリでは)捉えていません。それはニセ科学批判の文脈のなかにある重要な議論の要素であり、「『ニセ科学批判』批判」として別途定義される(「『ニセ科学批判』批判者」の営為としての)質のものではありません。

この議論がややこしいのは、「定義をしない」ことそのものが「『ニセ科学批判』批判者」に典型的に見られる戦術(と云っていいものやら)だからです。ぼくはその水準のものについて、このエントリで扱っています。

> 「ゆるいビリーバーまでまとめて殺さないでください」という話が無駄だったような気がして

こう受け取られるのは心外です。その対話の時点でぼくはnewKamerさんに自分なりの見解を示したつもりでしたし、その見解を自分で裏切るような言説はなしてこなかったと思っています(この半年間、「ゆるいビリーバー」に対しては言及自体していないかと思います)。
by pooh (2007-12-19 12:06) 

dlit

こんにちは。
ご紹介&トラックバックありがとうございます。

wikiに関しては、WikipediaやSkeptic's Wikiがすでにありますが、Wikipediaだと編集合戦の問題がありますし、Skepticの方は大分内容が重なるところもありますが、取り扱う範囲や問題の優先順位などが異なるような気がするので、やっぱり独自のものがあると便利なのかな…などと考えていたのですが、自分がどうも直接的には貢献できなそうなので、あまり強く言えないな、と(^^;
たかぎFさんのサイトについては僕も知りませんでしたorz

>newKamerさん
僕のエントリは最近色々問題になっていた特定の数サイト(エントリ)を想定して書いたものだったので、newKamerさんの言説まで配慮できていませんでした。申し訳ありません。

ただ、言い訳になってしまいますが補足させていただくと、僕のエントリの主旨は「”ニセ科学批判の外に立ち続けていたい”、かつ”具体的な議論を踏まえないメタ論しか展開しない”ニセ科学批判批判」というのはどうもダメっぽいよなあ、ということで。
そもそも議論自体が自己(相互)批判を含むものなので、newKamerさんが行ったような批判は、「これまでの議論に加えて、新しい視点(立場)から批判を提供してくれる論者が現れてくれた」というようなものなのではないかなあ、と理解していました。もうこの辺りから言葉遊びになってしまっている危険性もありますが。
by dlit (2007-12-19 12:37) 

newKamer

 私のはゆがんだ自己顕示欲のようななものなので、そんなに深刻に受け止めてもらわなくても大丈夫です(そこら辺が感情的と修飾した理由)。結局は、定義の問題になるというのが、最終結論で問題ないと思います。

 ニセ科学批判批判が、その文字通りの意味ではなく、TAKESANさんやpoohさんのおっしゃるように括弧付きのものであることは、間違いないと思います。ただ、今は「『ニセ科学批判』批判」を「ニセ科学批判のやり方に対する批判」と、字面どおりに捉えることができるし、おそらくこの問題に深入りしていない人にとっては、字面どおりの意味に捉えるのが普通じゃないかと思ったわけです。

 じゃ、そういうように最初から書けばいいじゃないかという話ですが、それは私の人間ができていない証拠です。感情的なものですね。
by newKamer (2007-12-19 13:18) 

pooh

> dlitさん

多分、現状存在する「ニセ科学批判」そのものは、それだけ取ればそうとう強靭なんだと思います。その強靭さは、旗振り役になることになってしまった自然科学者のみなさんの基本姿勢に端を発するものだと思います。
あとは、それをどう広げていくか、かと。

ところで言及させていただいたエントリのコメント欄の展開にはちょっと唸りました。怜悧な方々がコンボを組むとこんなに強いんだ、みたいに。
by pooh (2007-12-19 21:35) 

pooh

> newKamerさん

そんなに卑下した云い方をされなくても、newKamerさんの批判は、例えばぼくには刺さったんですよ。
ある時期からぼくは単なる無防備なビリーバーの言説に対しては言及しなくなっています。おそらくそれはnewKamerさんの批判を正当だと受け止めたからで、その意義を認めたからなんですよ。
by pooh (2007-12-19 21:40) 

技術開発者

こんにちは、皆さん。

私はニセ科学批判とニセ科学批判批判には対象のスレ違いがあると思っています。最も端的に表れるのが「一般の人は信じている訳じゃない、楽しんでいるだけだから邪魔をするな」という言い方ですね。

実のところ、人間の心理は「信じている、信じていない」の二分法で表せるものではないのです。私は「宝くじのたとえ話」なんてします。宝くじなんてのは「当たったら、こんなこともあんなこともできる」なんて夢を見る楽しみのためのものですが、
1.賞金3億円の宝くじを買って、「当たったら」と夢を見る
2.宝くじはかっていないが、買うお金は持っていて、買おうと思えば買える状態で「買って当たったら」と夢を見る
3.宝くじは買っていないし、買うお金がないまたはお金はあるが発売期間は過ぎてしまってから「もしも買っていて当たったら」と夢を見る。
なんてことを考えてみますね。この3とおりの人も「自分に当たると信じているのか?」と聞けば「まあ、宝くじなんてたいてい当たらないね」なんて答えるのではないかと思います。つまり「当たると信じている訳ではないのです。では、上の3とおりの場合の人が感じる「夢見る楽しさ」は同じかというと私はたぶん違うだろうと思います。1.の人の楽しさは3.の人の楽しさよりずいぶん大きいのではないでしょうか?

実のところ、ニセ科学批判というのは3.の人に「これが今度の宝くじ30枚だよ、発表まで開けないでね」と新聞紙を宝くじの大きさに切って入れた封筒を渡している様な面があると思っています。その封筒の中の新聞紙が宝くじだと信じる限り、3.や2.の人も1.の人と同じような楽しさを味わえるという意味では「良いこと」なのかも知れませんが、発売日に封筒を開けて新聞紙と理解した後で、それを渡した人に「君のおかげで楽しめたよ、ありがとう」と言える人がどれだけいるでしょうね。

実のところニセ科学批判者は、その新聞紙を宝くじと偽る部分を問題にしているのに対して、ニセ科学批判批判をする人は、「宝くじが当たったらと夢を見る楽しさを妨害するのは良いことかどうか」を問題視している様に見えるわけです。
by 技術開発者 (2007-12-20 08:29) 

newKamer

 好事家且つニセ科学批判者という立場もありまして、技術開発者さんの解説に関しては、そういうある意味異端な立場の人にも言及して欲しいなと、ちょっとだけ思ったりします。
http://www.asios.org/faq.html#q04

 どうせ楽しむなら、封筒の中身をうやむやにするのではなく、「中身を確かめて、ニセモノなら捨てて宝くじ買ったらいいのに」という立場になるのかな。
by newKamer (2007-12-20 11:26) 

dlit

こんにちは。

自分のエントリのコメント欄のやりとりのスピードと内容の濃さ(薄いのもありますけど)に管理人自身がついていけてません(^^;

>強靭さ
色々なところで、かなり活発で真摯な議論が交わされてきましたからこそですよねえ。いや、ずっとROMだった僕が言うのもなんなんですけど。
どう広げていくか、というのはまた色々難しい問題があると思いますけれど、目下たかぎFさんのwikiに期待しています。
by dlit (2007-12-20 13:11) 

技術開発者

こんにちは、newKamerさん。

>好事家且つニセ科学批判者という立場もありまして、技術開発者さんの解説に関しては、そういうある意味異端な立場の人にも言及して欲しいなと、ちょっとだけ思ったりします。

私の社会理解によれば、社会秩序とは法律の様な厳しいルールのみで守られるものではなくて、「人にあざ笑われる」とか「人に嫌われる」といった感情的に嫌な思いをすることを避けようとする衝動によっても守られているものだと思います。「世間の人にわらわれていしまうぞ」と感じて、何かを行いたい衝動を押さえるとかですね。社会が築き上げた文化の一つではあるわけです。例えば、テーブルマナーをひとつとっても、「知らないと嗤われる」と思って会食の前にマナー本で一夜漬けするなら、しないよりマシではあるわけです(良い本を選ばないと学ぼうとする意欲が挫折するかも知れませんけどね:笑)。

或る意味で「と学会」などの「間違った風説を笑い飛ばそうとする動き」などもこういう「嗤われる」「嫌われる」といった抑止力との関係が深いわけです。と学会が嗤おうとするネタに、少し心惹かれたとしても
と学会の「面白いぞ笑おうよ」に出会うことで、冷静さが取り戻せたら良いわけですね。

そういう意味では、「好事家」と呼ばれる人が一種笑い飛ばすネタを集めたような情報発信をするというのも、社会秩序維持のための一つの方向ではあるんです。私は悪徳商法批判者でしたが、「こんな馬鹿な話しにひっかかるなんて」と悪徳商法業者の手口を笑いながら、同時に引っかかってしまった被害者をも笑ってしまう動きを必ずしも否定はしなかったわけです。そのことで被害抑止になる面もあるからです。ただ、私は「被害者を嗤う」という事ができなくて、親身に相談に乗るという道を選んだだけではあるんですね。被害者も含めて悪徳商法の手口の稚拙さを嗤う動きもあってよいし、私みたいに被害者の相談に乗るという動きも有って良いわけです。その両者がいることでバランスがとれる面があると思っています。
by 技術開発者 (2007-12-20 17:45) 

pooh

> 技術開発者さん

TAKESANさんがいみじくもご指摘のように、「ニセ科学批判」批判はメタ議論なんですよね。なので、ニセ科学批判者が自分の(場合によっては自分たちの)行為に対して行うものでない限り、具体的な着地点がない。そこが想定されていないんです。

だから、なにかを問題視している、と云っても、結果的には言葉遊びにしかならなかったりするんだと思います。
by pooh (2007-12-20 22:15) 

pooh

> newKamerさん

技術開発者さんのフォローも踏まえて。

楽しむ、笑うと云うスタンスは、場合によってはとても有効だと思います。併せて多分、笑われる、と云うことも。
by pooh (2007-12-20 22:16) 

pooh

> dlitさん

ご存知のとおり、ぼくはしょっちゅう自分のところのコメント欄に追いつけなくて青息吐息になっています(^^;。ありがたや。

議論でなにかを生もうとする、と云う見地に立てば、論者がばらばらでかつ誠実、と云うのは高い効率を示すことができる、と云うことなんだと思います。って、ぼくはまたすぐこう云う視点から見てしまうんですけど。
by pooh (2007-12-20 22:17) 

apj

 今回は、dlitさんの所をお借りして、いろいろ議論させていただきました。
 結局のところ、向こうでいろいろ質問したり問題を提起した人の主張の中身は、全く空っぽらしいということがわかりました。
 実例を要求すると何も出てこない→架空の問題意識を述べている、ということです。

 メタな議論に説得力を持たせるには、そのメタな議論を支えている大量の個別の事例についてきちんと知っていることが必要なんじゃないかと思いました。
by apj (2007-12-21 00:10) 

pooh

> apjさん

本格的な論陣を張られていましたね。

問題なのは、先方が多くの場合「意味ありげなだけで空疎な主張を繰り返す」ことで「議論の相手方の主張も同様に空疎だと云う印象を与える」ことを狙っているように感じられることです。
いくらなんでも本気で自分の主張していることに意味があるとは考えていないでしょうし、論理の破綻も意図的なものなのかもしれません。通常議論において暗黙の前提とされる最低限の誠実さへの期待を逆手に取っているわけで、ある意味単なる言葉遊びよりも悪質かと思います。
……なんとなくこれはこれで、個別のニセ科学を支える構造そのものの似姿にもなっているような気がして味わい深いのですけれど。「きちんと知らないことによるイノセンスを主張する」みたいな部分で。
by pooh (2007-12-21 07:42) 

技術開発者

こんにちは、皆さん。

バランスということのついでに、昔、悪徳商法批判をしていた頃に悩んだ事を書いてみますね。それは「警告と事後処理のバランス」ということです。悪徳商法批判をしていると、警告としては「契約してしまうと、後でしまったと思っても、簡単に解約出来ないことが多いので、安易に契約しないでください」という場合もありますし、契約してしまって「解約出来ないのだろうか」と悩まれている方には「その気になれば解約出来ますよ」とアドバイスすることもあります。正直な話として「矛盾しているなぁ」と思ったことも何度もあります。悪徳商法レス屋もベテランになると、相談者の相手企業がごねるタイプか消センを通じて申し入れると比較的簡単に折れるタイプかの見極めはついてくるわけです。でも、レスの中で「この会社なら比較的簡単に解約に応じますよ」なんてのは、あまり書きたくないのですね。それを見て「簡単に解約出来るなら試してやれ」なんて警告の方が無視されるのは困るからです。

同じような話を麻薬問題でも聞いた事があります。「簡単に止められないし、止めても一生誘惑と戦う生活になる。止めなければ廃人になる」みたいに警告する訳だけど、世の中には、なんとか麻薬から立ち直ろうとしている人もいるし、その立ち直りを手助けしようとしている人もいるわけです。そういう人には「大丈夫、誘惑は断ち切れるし、あなたは立ち直れる」と言うことも大事なんですね。でも、その「大丈夫」をあまり世間に広めたら、警告の方が軽くなることを心配しなくてはならない訳です。

ニセ科学に限らず、トンデモ話をあざ笑う様な雰囲気に関しては、麻薬問題ほど深刻ではないけれども、やはり似たような面はあると思います。トンデモ話やそれを信じてしまう人をあざ笑う雰囲気というのは抑止力として有効ではあるけど、トンデモ話にフラッとしてしまった人を引き戻す時には真面目に話を聞いて、きちんと論理的に考える事を手伝うことも大事なんですね。だからといって、「あざ笑う雰囲気は問題」とそっちを止めたら、抑止力の方が無くなって、もっと沢山の人がフラッとしてしまう可能性があるわけです。私としては世間一般はきちんとあざ笑って貰って、私みたいな馬鹿が「うんうん、人はフラッとするものなんだよ、でもね」と真面目にやるようなバランスがどこかにあると思っています。
by 技術開発者 (2007-12-21 08:25) 

dlit

>apjさん
徹底的に議論していただいてありがとうございます。
具体例を一つも出さずに印象程度のレベルの話しかしていない方が「印象程度」と言い出したのにはびっくりしました。
もう議論としては一段落かもしれませんが、必要であればどんどんやっちゃってください。

>poohさん
議論というのはきちんと運べば本当に素晴らしい効果をもたらすし、何より気持ちの良いものだと思うのですけれどね。
今回のエントリを通して、議論のルール全無視の相手に対して、自分の方はルールをきちんと守りつつROMの方々への印象などにも配慮しながら相手をするというのがいかに大変かというのを体験させてもらいました。

ところで、どうも。という名前が(うちでは)気に入ったようですが、これから固定HNになったり…はしないですかねえ。
by dlit (2007-12-21 09:07) 

pooh

> 技術開発者さん

結局のところこれも、程度問題、と云うことなんでしょうかね。

絶対的にどうあるべき、と云う基準はもちろんなくて。ツールは複数あるし、それぞれに効果は違う。有効な範囲も、役に立ち方も違う。だからそれぞれ適切な使い方を考えなきゃいけない。
あるツールを使うのがうまいひともいるし、別のひとは別のツールの冴えた使い方を知っている。そのあたりもあって、ある対象に対してつねにあるツールを使うのがいつも有効、と云うような定石はない。でも、一定の性格を持った対象に対しての特定のツールの向き不向きは如実にある、みたいな。

笑うのがいいときもあるし、怒るのがいいときもある。皮肉が上手なひともいるし、親身になって気持ちを伝えるのに長けたひともいる、って感じでしょうか。
by pooh (2007-12-21 22:07) 

pooh

> dlitさん

彼は昔はそのウェブサイトごとの固定ハンドルを持っていたんですけどね。いまは適当、と云うか書き込むたびに変わっている、と云うかすでにハンドルネームの体裁をなしていませんね。

しかし、丁寧に指摘すれば、彼の云っていることがでたらめだってのは万人の目前にはっきり示せるんですね。ぼくにはとうていそこまでの根気はありませんでした。すごい。
by pooh (2007-12-21 22:07) 

TAKA

>これから固定HNになったり…はしないですかねえ。

どうも今度の「使い捨てフルフェイスヘルメット」は気に入ったようです。

あちこちさまよう彼の気持ちは分かります。
「良い事を言ってるのになぜ誰も聞かない。それは相手が馬鹿だからに違いない。
 きっとどこかに自分と同じレベルの人間がいるはずだ。」
ヘルメットを次々に変えていたのも、特定されるからですね。正論を説かれて傷つくのが怖いのです。
固定HNとなれば彼の居場所はそこだったという事になります。

私はとりあえずこのヘルメットでがんばります。
by TAKA (2007-12-22 02:37) 

TAKA

>「ゆるいビリーバーまでまとめて殺さないでください」

なんとなく分かります。
私もと学会の本で「優越に浸りたいだけじゃないの?」という項目があります。

私は以前、日帰り登山が趣味でした。
TVで島田神助氏が野口健さんに、「なぜ山なんか登るの。意味あるの。」と言った時は、腹が立ちました。
しかし野口健さんは終始さわやかでした。さすがはアルピニスト。

たまには嫌味な突っ込みもあります。
その時、「ありがとう。おかげで私は強くなれる。」と言うのが私の理想です。(借り物ですがよい言葉です)
by TAKA (2007-12-22 04:22) 

pooh

> TAKAさん

彼についてのぼくの見解は違いますが、まぁそれは控えるとして。

優越感ゲームになってもいけないし、そう捉えられるだけでもマイナスなんだと思います。ただ、配慮のあまり言説が弱くなっても困るので、その辺りは研鑽の余地のある部分かなぁ、とか考えますけどね。
by pooh (2007-12-22 05:43) 

dlit

>サイトごとに固定HN
そんな時期もあったのですね。気付きませんでした…

apjさんの議論の展開は本当にすごかったですね。
なんというか、惚れ惚れしました。
僕のところに置いておくのがもったいないです。
はてなのコメント欄はあまり読みやすいとは言えないですしね。

僕は彼の相手がきちんとできているか不安ですし、なんだかやっぱり大事なところはスルーされてループ、の展開の繰り返しになってきたのでそろそろつつくのをやめようかと思っています。
by dlit (2007-12-22 11:23) 

pooh

> dlitさん

もう、読むひとが読めば「言説の場で言説の破壊を戦術として用いることの自家撞着的な無意味さ」と「その戦術を選ばざるを得ないような思考の水準」が分かるはずなので、そろそろ放置してもいいと思いますよ。
例のIPのアクセス拒否でもいいかと思いますし。
by pooh (2007-12-22 21:34) 

dlit

apjさんがまだお付き合いいただけるようなので、もうしばらく静観してみます。

しばらくして落ち着いたら、コメントのやりとりもまとめてエントリとして上げなおしてもいいかと考えています。
by dlit (2007-12-23 19:42) 

pooh

> dlitさん

あぁ、それがいいかも(なんと云うか、最良の配役と云う気がします)。
by pooh (2007-12-24 05:27) 

pooh

> apjさん

対処いたしました。
併せていただいたコメントも削除させていただきました。ご了承ください。
by pooh (2008-01-06 00:23) 

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