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当事者意識 [世間]

庄内拓明さんの水伝論争と自虐史観論争は似てると云うエントリを読んだ。「水からの伝言」やニセ科学についての議論に対する、ある種の論客の典型的なスタイルが見えて、興味深かった。

結局のところ、ニセ科学を肯定する側も批判する側も、根底の部分では科学に基本的な信頼を置いている。そうしないと、ふつうの生活が成り立たないから。この辺りのことは、こちらのエントリで書いた。ポイントは、そのことを意識できているかどうかで。自分は日常において自然科学に信頼を置いていない、と考えている生活者がいるとすれば、それは単に想像力と思考能力がごっそりと欠如していると云うだけの話で。
その程度のことが分かっていれば、例えば下記のような言い回しはできないだろう。

つまり、科学でもないのに科学のような体裁を取ろうとした、あるいは、現状の科学では理解不可能だろうが、科学ももう少し進化すればわかるだろうという (エラソーな) 言い方をしたために、科学君の方がむっときてしまったというわけだ。

ここでこう云う云い方を平然とできるのは、ご自分がなるほど、そりゃ 「自虐史観」 じゃないと云うエントリでお書きになっているような当事者意識が全然ない立ち位置から俯瞰することをエクスキューズなしにご自分に許容されているからで。意識的にそうされているのならこれは不誠実と云うことだし、無意識にそうされているのならまぁ、非常にナイーヴ、と云ってもいいと思う。

ときおり見かける「ニセ科学について信奉者側と批判者側を中立的に公平な視点でみているつもりの言説」と云うのは、典型的にこう云う種類のものなのだ、と云う程度の話ではあるけれど。


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PseuDoctor

こんばんは。

どうも、これも一種の「メタぶりっこ」であるような気がします。本来であれば「公正で中立な立場」というのは両方にベタに関わった方が達成しやすいものだと思うのですが、自分を別のレイヤーに置いてメタ的に見る事だと勘違いしている。最初は無自覚だったかもしれないけれど、そういうメタっぽい視点はやっぱり気持ちいいから癖になってしまう、という事ではないかと思います。

余談です。
気付いていながらなかなかコメントするタイミングを掴めないでいたのですが、だれも言及しそうにないので一言。
カメレオンを飼い始めたのですね。最初はちょっと気持ち悪い気もしましたが、蝿を10匹も飛ばすと、どれから食べればいいのか解らなくなって戸惑っている様子がカワイイですね。
by PseuDoctor (2008-01-30 00:21) 

TAKESAN

今晩は。

私も、PseuDoctorさんと、同じような印象を持ちました。
メタな次元から、中立に公平に評価しよう、という意図は感じられるのですが、どうも、具体的なレベルの論の押さえ方が足りないのではないかな、と。

後、擬人化っぽい喩えを用いるのは、気をつけなければならないな、と思いました。

---

 >カメレオン

実は、某A氏のブログで飼われているのを知っていて、おや、poohさんも、と思ったのでした。

ええっと、後…。
これって、カエル、ですよね?
by TAKESAN (2008-01-30 00:54) 

亀@渋研X

ぶははは>これって、カエル、ですよね?

す、すんません。
なんも考えずに「へー、カメレオン」と思いながらハエを10匹ほどあげていました<どこ見てるんだ、おれ

トカゲでもいいような……。トカゲはベロ出してハエを食べたりはしませんかね?

で、えーと、言及先はちょっと見たけど関心がもてなくて(汗
でも、poohさんの指摘の内容には、ちょっと「あうう」となって、また宿題を増やしてしまった私です。
by 亀@渋研X (2008-01-30 01:51) 

亀@渋研X

あ、「Tree Frog」って書いてある……キノボリガエル? あ、Japanese Tree Frogでニホンアマガエルなのかあ……へええ……。

ほれ、ハエ食え。うひひ。
by 亀@渋研X (2008-01-30 01:53) 

osakaeco

今晩は。そして、ごぶさたです。

リンク先の文章、はっきりいって不快でした。なかなかセンスのいい人だなともおもいましたが。

自虐史観にしても、科学と似非科学にしても、現実の歴史なり、現象なりを問題にしてて、現実が何かというのが、議論の当事者にとって重要であることが出発点にあると思うのです。それは多分庄内さんにとってもそうであるはずで。その辺ほったらかして、相対主義ぶりっこしているような匂いがとってもいやだったりします。

カエルさんに餌やりながら書いてたら、面白くてとっても時間がかかってしまいました。
by osakaeco (2008-01-30 02:03) 

osakaeco

あー、私が餌やっている間にも、亀さんも餌やってたんですね。しかしこのカエル、食べすぎてお腹こわしたりしないんだろうか。
by osakaeco (2008-01-30 02:07) 

ちがやまる

おはようございます。コメント欄を読みはじめたところ、PseuDoctorさんが本物のカメレオンを飼い始めたことを告白なさったのだと誤読してしまいました。「えー、意外。」とか思いながらも、夜中に水槽にハエを飛ばして覗き込んでおられる様子を想像してしまいました ;-p
by ちがやまる (2008-01-30 05:08) 

pooh

> PseuDoctorさん

まぁ、そう云うスタンスは理解できないでもないんですけどね。別段それほどご自分の言説の有効性に重きを置かない方法もあるでしょうし。
by pooh (2008-01-30 07:35) 

pooh

> TAKESANさん、亀@渋研Xさん

この「中立的」と云う認識が曲者なのかなぁ、とか思ったりもします。
そこは非武装地帯じゃないよ、みたいな。
by pooh (2008-01-30 07:38) 

pooh

> osakaecoさん

この部分、以前の大喧嘩(^^;直後にお話しさせていただいた(そして学ばせていただいた)部分と、実は直接関連してくるところだと思うんですよね。
論じられている中心からまず前提として自分を救い出しておく、と云うスタンスは、どうしても語られる言葉を空論にします。空論は空論でもいい、と云うのならいいんですけど、そう云うつもりなのかなどうなんでしょうね。
by pooh (2008-01-30 07:43) 

pooh

> ちがやまるさん

ぼくも一瞬、まったくおなじ誤読をしました(^^;。
by pooh (2008-01-30 07:43) 

pooh

> みなさま

えぇと、カエルのマデくんをご紹介します。以前飼っていた鯉とおなじところからいただいてきました。ちょいと鈍いところがご愛嬌です。
指摘があってAさんのところを見に行ったら、兄弟分がお住まいですね。まぁあちらはカエルさんブログなので。

So-net Blogのいいところは、サイドバーブロックにけっこうなんでも置けてしまうところだったりします。ただ幅が決まっているので、ちょっと狭くて気の毒ですけど。
ときどきブロックの外に出てしまっているときがあります。そんなときはポイントしておくと「なんかくれるの?」みたいな感じでのそのそ戻ってきます。
by pooh (2008-01-30 07:48) 

技術開発者

こんにちは、皆さん。

「ニセ科学を批判するのは批判する者が科学者だからだ」という論調の議論に接するたびに「特急列車のレイプ事件の時に周りの人が何もしなかった」という話を思い起こしてしまう面があるんです。

こういう論調の人は、レイプ事件のときに誰か近くの人が「よしなさい」と止めに入って、怪我をしたりしても「その人はレイプされかけた女性の関係者なのか」としか思わないのだろうなと思ったりします。無関係の人が止めに入ったとしたら「無関係なのになんで」と思うのかもしれません。

確かにニセ科学批判はきくちさんたちのような科学者から始まりました。それは「ニセ科学」であることをきちんと言えるのにそれなりの能力が要ったからです。でも「定かでないことを定かであるように言いふらす」ということを嫌悪するのは科学者でないと嫌悪しないというのはおかしいわけです。
by 技術開発者 (2008-01-30 08:51) 

玄倉川

庄内さんのブログは以前から読んでいて「常識のある方だ」と思っていただけに、今回「水伝」に融和的なことには困惑しました。あちらのコメント欄で苦言を申し上げましたが今ひとつ理解していただけなかったようです。対応としては「わかってますから」という様子ですけれど。
困ったなと思いつつ、世間一般で常識的な人たちの水伝・ニセ科学に対する意識の平均はああいうものなのだと再認識しました。そう考えると道徳の授業や会社の朝礼などで安易に「水伝」を利用する人が多いこともうなずけます。
by 玄倉川 (2008-01-30 18:43) 

dlit

こんにちは。

最近、例の騒動のおかげか、水伝と疑似科学(批判)に関するエントリが以前より増えたような気がしているのですが(目に付くところに増えただけかもしれませんが)、あまり具体的な言及や考察が無く、「なんとなく水伝騒動ってこうだよね」とか、「なんとなく疑似科学批判ってこうだよね」のようなエントリが散見されるのがなんだか怖いです。
こういう言説がなんというかブログ伝言ゲームのようなものによってつながっていって、巨大な藁人形ができあがることにならならければいいのですけれど。心配しすぎでしょうか…
by dlit (2008-01-30 19:02) 

黒猫亭

こういう感じ方が出て来るのは、この種の論者がニセ科学を莫迦にしているからじゃないですかねぇ。水伝など、剰りにも莫迦らしいのでそれを真顔で攻撃する意義を見出せないのではないでしょうか。

ここで例に挙げられた方はそれほど常識のない方ではないそうですが、poohさんが仰るような立ち位置を好まれる方は、よく識りもしないでニセ科学を低級なインチキ(下手をすると「騙されるほうが悪い」的な)と莫迦にしているから、そういうくだらないものを真顔で批判する論者の姿勢がヒステリックに見えてしまう。だから感情論の原理でこの二者の立場を相対的に読み解きたくなる。そういうことはあるかもしれません。
by 黒猫亭 (2008-01-30 20:00) 

pooh

> 技術開発者さん

多くの場合こう云う方の言説は知的に洗練されていたりはするんですけどね。ただこう云う立ち位置からは、その洗練になんの意味があるのかまるきり傍目に分からない、と云うのが難しいところです。
by pooh (2008-01-30 21:33) 

pooh

> 玄倉川さん

いらっしゃいませ。

ニセ科学を受け入れてしまう程度の錬度の低い常識と云うのがさして役に立たない、と云うのは、年始からの政治ブログ周辺の騒動であきらかになったようにも思います。
所詮それは「おとなの対応」を導き出すくらいの役にしか立たないのではないか、とも思ったり。
by pooh (2008-01-30 21:37) 

pooh

> dlitさん

直近のエントリ読みました。ちょいとここからリンクさせて下さい。

http://d.hatena.ne.jp/dlit/20080130/1201670752

いや、ほんとに困るんです。だってどう読んでも批判している対象はぼくじゃないし、dlitさんでも、ほかの知ってる誰かでもないし。

少なくともこう云う論者に対してdlitさんほど上手に反駁できる気がしないので、いくら「いつも血に飢えていてニセ科学の臭いがすればこめかみから鮮血をまき散らしながら金切り声で絶叫を挙げて身の程知らずにも盲目的に誰彼かまわず噛み付いていく狂犬ブログたるChromeplated Rat」とは云え、ちょっと反応を様子見かな、とか思ったりしています。相手の誠実さに期待、みたいなところがあってもどかしいですけど。
by pooh (2008-01-30 21:47) 

pooh

> 黒猫亭さん

あぁ、なるほど。
まぁぼくはヒステリックかも知れませんけど。

ただあまりにも云うことに具体性がないですよねぇ。
知的な方はそう云う言説を好まれるのかしらん。
by pooh (2008-01-30 21:49) 

TAKESAN

今晩は。

新しいエントリーを読んだのですが、なんとなく、もしかすると、江本氏が何を言っているのかご存知無いのかなあ、なんて感じました。水伝を、「心掛け」の問題に引き寄せているようにも見えましたし。

江本氏の、カトリーナの話とか「死海」の話とか、知らないのかなあ…。水伝って、「一体」となってるんですよね。科学に対する冒涜と、言葉に対する冒涜が。
そこら辺の所が伝わっていないのでは、なんて思いました。
by TAKESAN (2008-01-30 23:23) 

TAKESAN

あ、補足です。

 >伝わっていないのでは

これは、水伝に関する情報が、という意味ですね。批判者の誰かのメッセージとか意見、では無く。
by TAKESAN (2008-01-30 23:27) 

pooh

> TAKESANさん

いや、知らないんですよ、きっと。
で、「知らなくてももの申すことができる」と思ってるんです。

あまりひどいことは云いたくないですけど、その水準の認識で言説をものしてらっしゃるんでしょう。どこかの政治ブログじゃないですが、そう云う認識でニセ科学に言及すると、ご自分の言説を安くしてしまう結果になるんですけどねぇ。
by pooh (2008-01-30 23:37) 

黒猫亭

>TAKESANさん

水伝批判のさまざまな言説が、すでに庄内さんのご意見の地点を通過しているし、水伝の問題は彼の認識範囲を超えた拡がりがあるのだ、という理解がないことはたしかですね。乱暴に括れば、政治ブログの騒動の元となった例のエントリーと剰り理解が違わないという気がします。

ただ、迂闊にこういう論に対してそれを言い立てても「科学君の方がむっときてしまった」式の感情論で視ることは可能だし、「問題性を認識しろ」式の言い方というのは、七〇年代の左翼言論とちょっとイメージが被るところがありますので、具体論の次元で言うとちょっとデリケートかな、と思います。
by 黒猫亭 (2008-01-30 23:53) 

PseuDoctor

ぐわあ、カッ・・・カエル・・・だっ、たのかぁ・・・orz
まあ、いいや。それなりに盛り上がったみたいですし。

さて、本題。
>まぁ、そう云うスタンスは理解できないでもないんですけどね。
私も全く無意味だとまでは思わないです。例えば「まあまあ、そんなに熱くならずに冷静になろうよ」というくらいの意味はあると思います。でも両方に向かって「君の言う事は解る。君の言う事も解る」と言っているのでは殆ど中身が無いのですね。まあ、黒猫亭さんの仰るように感情論に押し込めたいのかもしれませんが、それって一つ間違えると双方から「お前に何が解る」と思われて集中砲火を浴びる危険性がありますね。

そう考えると、御本人は比較的安全な立ち位置から無難な説を述べているつもりかもしれませんが、実は本人が思っているよりも潜在的なリスクは高いのかもしれません。
でも一番大きなリスクは、Poohさんの仰るように「自分の言説をディスカウントする事」だったりして。
by PseuDoctor (2008-01-31 00:03) 

dlit

あ、リンクどうもありがとうございます。

僕は最近どうにももどかしい思いが募っていた(笑)ので、「何熱くなっちゃってんの」と評価されるのを覚悟で書いてみました。ブクマコメントできついこと書いてイナゴ認定されるよりはいいかな、と。まあ半分はいくつかの記事をダシに自分の立場について書いておきたかったというのがあったのですけれど。
後はこれで普段はROMってるような方々の反応も見ることができれば万々歳というところでしょうか。

メインで言及して批判した先のブログ主さんなんかは、亀@渋研Xさんのところでのやりとりでも、僕のところでも、論者として非常に誠実な対応をされていると思うのですが、そういう方がなぜああいう不用意なエントリを書いてしまうのかがちょっと謎です。その辺のことも考えた方が良いのかもしれません。しかし考えるべき問題は相変わらず多いなあ。
by dlit (2008-01-31 07:53) 

pooh

> 黒猫亭さん

ご存知のとおり「どこまで議論が行われているのか」をどう示していくか、と云う問題は存在するんですよ。例えば、それに対する試みとしてたかぎFさんによるwikiなんかも構築中だったりするんですが。

http://www39.atwiki.jp/cactus2/

「どう知らしめていくか」は、ずっと課題でもあるんですよね。
ただ、少なからざる力のある論客の方々が、大外から見た印象だけで論をなしていらっしゃるのは、なんと云うか、ちょっと辛く感じます。
by pooh (2008-01-31 07:58) 

pooh

> PseuDoctorさん

あまり不用意なスタンスは取らないほうがいい、なんて思うんですよ。この問題には。
一群の政治ブログのように、「馬脚をあらわしてしまう」リスクもあるし。

個々の論者のスタンスに振れがあるのはまぁ当然としても(ぼくにだってありますし)、「議論をどう把握しているか」というところは示していかないと。「そんなことはどうでもいい」と云うスタンスは、「どうでもいい言説を行う論者である」と云う印象しか残さないので。
by pooh (2008-01-31 08:03) 

技術開発者

こんにちは、poohさん。

>多くの場合こう云う方の言説は知的に洗練されていたりはするんですけどね。

知的な言説を行おうとすると、様々な情緒的な要素を排除しなくてはならない面があります。逆に言うと、情緒要素を何も考えずに排除しさえすれば、見た目に知的な言説はこさえる事ができるわけです。

もしも、人間の文化というのが、情緒的な部分を排除することでできあがっているのなら、それはそのまま「知的な言説」と成り得るわけです。しかし、残念な事に人間の文化というのが、人間の持つ不合理な情緒性を「利用する」事で成り立っている面があるわけです。社会的な善悪感などは、むしろ子供の時から「嘘を付いたら悪い子だよ、悪い子はお父さんやお母さんは嫌いだよ」なんて、子供の情緒に働きかけることで生み出され、そういう情緒的な「嘘は悪い」という情緒的な反応が社会を構成する多くの人が共通して持つ事で、社会秩序のうちの「嘘をつかない様にする」というモラルができあがっている訳ですね。

この根底を省みることなく情緒的な面を排除するだけで「知的に見える」言説をこさえても、それは、知的に見えるだけでなんら社会には貢献しない言説となってしまうだろうと思います。
by 技術開発者 (2008-01-31 08:05) 

pooh

> dlitさん

ひどく一般論的な物言いになってしまいますが、問題把握の角度にもバリエーションが出ている、ということなんでしょうかね。

でも、「それって誰?」系エントリは本当に困ります。
あ、トラックバックが来てる。
by pooh (2008-01-31 08:08) 

pooh

> 技術開発者さん

> この根底を省みることなく情緒的な面を排除するだけで「知的に見える」言説をこさえても、それは、知的に見えるだけでなんら社会には貢献しない言説となってしまうだろうと思います。

まぁ、このことに対しては「おれは社会に貢献するために発言しているんじゃない」的な反論も来そうですけどね。
それはそれでいいんです。自分の言説が「その程度のものだ」と表明しているわけなので。こういうあたりが実はリスクでもあるはずなんですけど。
by pooh (2008-01-31 08:13) 

黒猫亭

TB辿って新エントリーを読んでみたんですが、ちょっと微妙な気分になってしまいますね。いつまで経っても話が通じないという苛立ちを感じます。ニセ科学批判は別に庄内さんのそういう感じ方を批判する言説ではないし、そこはすでに通過しているわけですが、まあ別に関心がないのであればそこまで認識しろという話にはなりません。

ただ、ニセ科学言説一般を批評しておきながら、具体的なニセ科学批判の言説がすでに通過していることを事新しく指摘されると、わら人形だということ以上に、それなりに信頼されている論者がこう言っているんだからニセ科学批判というのはそういう言説だろうという誤解も広まるわけで、何かに言及するということはそういう責任を引き受けるということだと思うんですが、今に至るも具体的な言説の内容を確認しようという意識もないというのはどうなんでしょうね。

なんと言うか、新しいエントリーで何が言いたいのかと言えば、ご自分の意見が間違っていないということを言いたいだけにしか見えないのはどうしたモンでしょう。庄内さんが語られたことは、パン作りの喩えにしろ晴れ男の話にしろ、似たような話はすでにニセ科学批判の言説でも規範の切り分けの問題として語られているわけなんですから、内容自体には反復強化としての意味しかないし、それで以前の評言を正当化されるというのは、ちょっとロジックが合わない気がします。
by 黒猫亭 (2008-01-31 14:36) 

pooh

> 黒猫亭さん

庄内さんの新しいエントリにはアンサーを書きました。

> それなりに信頼されている論者がこう言っているんだからニセ科学批判というのはそういう言説だろうという誤解も広まるわけで

この部分なんですよ。
たぶんdiltさんの危惧もここにいくぶんか重なってると思います。
by pooh (2008-01-31 21:38) 

dlit

いずれニセ科学問題自体が周知されてくれば、色々問題のある分析や早とちり解釈も増えてくるだろうな、とは考えていたのですけれど、個人的にはビリーバーの皆さんよりこういうエントリ群が怖い気がするんですよねえ…

僕と亀@渋研Xさんが言及したGenさんについては、誠実な方だと上で書いたのですけれど、その後の新しいエントリを読んでちょっと考え直し始めています。
僕が
・具体例の例示が大事
って書いたの、読んでもらえたのかなあ…と。あと、
・頼むから藁人形作りのアシストはやめて
ってのももっとはっきり述べた方が良いんですかね。
追加エントリを書こうかどうか悩んでいます。
by dlit (2008-02-01 11:37) 

pooh

> dlitさん

とりいそぎ。
ぼくが今夜辺り言及します。
by pooh (2008-02-01 12:05) 

黒猫亭

>diltさん

やりとり拝見させて戴きましたが、なんか人の話をあんまり聞かずにご自分の話をされる方だなという気がしました。当ブログでも言っていますけど、この方は政治ブログの騒ぎを一般化して視ておられるとしか思えないので、お話が最初から噛み合っていなかったように思います。

あの特定の事例を前提にdiltさんや亀@渋研Xと話をしておられると解釈すると、仰っていることが非常にしっくりくるんですね。それに対してdiltさんたちが「いやそれはニセ科学批判一般の話じゃないから、ちゃんとそういうふうに書いてくれませんか」と仰ったわけですが、その話は全然聞いておられないと思いました。

Genさんにとっては「ニセ科学批判」というのは政治ブログで行われたような種類の言説で、その中でも論者によって温度差があるくらいの捉え方なんじゃないですかね。そうとでも解釈しないと、傍目にはまったく対話が成立していません。
by 黒猫亭 (2008-02-01 12:16) 

黒猫亭

あと、ぶっちゃけて言うと、このエントリー以降のこの方たちのリアクションを視ていると、一般的に「ニセ科学批判」と謂った場合にどの辺りのネット論者が多くの人々に意識されるかとか、そこの論壇で過去にどんな議論が交わされどんな言説が発信されたのかということを、この段階ですら一切確認せずに、ご自分の関心にのみ忠実にお話を続けておられるように思えます。

どうもオレは、それが政治や社会について言及される論者の姿勢として、剰り誠実なものとは思えないという反撥を覚えています。
by 黒猫亭 (2008-02-01 12:22) 

dlit

>poohさん
お、それは楽しみにしています。
もちろん、僕は僕の視点で引き続き考えてみますけれど。

>黒猫亭さん
ああ、あの辺りの騒動が念頭にあるのですかねえ。
僕にとってはあの騒動はあまりニセ科学の話ではなかったので、印象薄いんですよね。
「疑似科学批判者は~せよ」などとお書きになるので、もっと色々な事情に詳しい方なのかと考えていたのですが、早合点だったのかもしれません。

あ、あと瑣末なことですが、僕のHNはdlitで"l"が先です(^^;
見た目ほとんど変わらない上に「それなんて読むんだよ!」って話も昔からあるのですが。
by dlit (2008-02-01 13:52) 

newKamer

すいません、dlitさんエントリの件と、poohさんのエントリの件がごっちゃになって、私にはコメント欄が把握できません。
by newKamer (2008-02-01 16:03) 

TAKESAN

今日は。

>newKamerさん

poohさん、dlitさん、黒猫亭さん、庄内さん、Genさん、のエントリーを全部読んでいないと、把握しにくいかもですね。

dlitさんのコメント(2008-02-01 11:37) 以降はほぼ、Genさんのブログについてのやり取りだと思いますが、庄内さんの書いておられる内容とも重なっているので、両方に言及するかたちにもなっていると思います。

------

Genさんのブログには、自分の所でも言及してみました。
by TAKESAN (2008-02-01 16:22) 

dlit

>newKamerさん
すいません、事情に詳しい人にしかわからない感想を交えてしまいました。一応整理してみると、

・僕の最初の書き込み(2008-01-30 19:02)は実は自分のエントリの感想も入っていますが、主目的はpoohさんのこのエントリへのコメントです。
・それに対するpoohさんの応答(2008-01-30 21:47)から始まる、僕とpoohさんのやりとりは時折一般論も含んでいますが、主に僕のエントリ(リンク先)に対するコメントだと思います。
・黒猫亭さんの最初のコメント(2008-02-01 12:16)は僕のところのやりとりに関するものだと思いますが、二つ目のコメントはこのpoohさんのエントリで取り上げられている話題へも言及していると思います。ただ、それらに対する僕の応答(2008-02-01 13:52)は僕のエントリに関する話です。

僕のエントリに関する話題はこれだけだと思います。
こういう時にはレス番とアンカーが欲しくなりますね…
あまりわかりやすくないかもしれませんが、ちょっとまとめてみました。
言及した方々、僕の解釈が間違っていたら申し訳無いです。
by dlit (2008-02-01 16:25) 

dlit

あれ、TAKESANさんと投稿がかぶってしまった(^^;

TAKESANさんがお書きのように、両方に言及している部分もあります。
重ね重ね、わかりにくくしてしまってすいません。
by dlit (2008-02-01 16:27) 

黒猫亭

>dlitさん

あ、ホントだ、すいませんでした。老眼で乱視だとこういうのが多くて困ります。「illustration」という綴りとか、歳とってくるとかなりキツくなってきます。今まで大変失礼致しました。
by 黒猫亭 (2008-02-01 18:16) 

pooh

> 黒猫亭さん

ぼくはこれらの言説が政治ブログ周辺の騒動を起点にして生じている、と云う見解には与しないつもりだったんですが、えぇと、お書きのエントリを読んでだんだんそんな気もして来ました。
by pooh (2008-02-01 21:56) 

pooh

と云うか、政治ブログ周辺の騒動に際して旗振って突っ込んでいったのはぼくくらいだったので、彼らが想定している「疑似科学批判者」はひょっとしてぼくなのかも。
by pooh (2008-02-01 21:58) 

pooh

> dlitさん

エントリ挙げました。
さすがに「切れ味鋭く」とはまるきりいかなかったですけど。
by pooh (2008-02-01 21:59) 

pooh

> newKamerさん

すいません。
大枠で云うと、常識人系論客による「ニセ科学批判」批判の増加について、です。ってこれもひどいレッテルかも(^^;。
by pooh (2008-02-01 22:01) 

pooh

> TAKESANさん

お返事来ますかねぇ。
by pooh (2008-02-01 22:02) 

トド

始めまして。

ニセ科学関連で彼方此方見て回っています。殆どはROMです。
私の立ち位置としては「apjさん、萌え~」なんですが、apjさんのところとは全く趣きのことなるこちらのコメント欄がいいですね。なんかほのぼのというかゆったりというか・・。

ニセ科学批判とか言うと、どうしても「隙がない」ようにピリピリした感じのコメントに成り勝ちですが、隙は無いんだけど殺気も無い、みたいなやり取りがとても嬉しくなりました。

単なる感想で申し訳有りませんが、こんな感じでこれからも続けて頂けたら有り難いです。それではROMに戻ります・・・
by トド (2008-02-02 01:52) 

pooh

> トドさん

つんけんするだけが芸でもないし、目的でもないですから。

ところで、以前お越しになったことがおありではなかったでしたっけ。
by pooh (2008-02-02 06:16) 

pooh

いや、上のトドさんへのお返事は違うな。

ブログ主は狂犬だけどまわりのみなさまが常識人なのか。救われているわけですね。わんわん。
by pooh (2008-02-02 09:52) 

黒猫亭

オレは他の方と違って、poohさん並かそれ以上に噛み癖が悪いのでアテにしないでくださいにゃーにゃー←ほらね(笑)。
by 黒猫亭 (2008-02-02 10:29) 

dlit

>黒猫亭さん
いえいえ、お気になさらずに。
僕も普段なら多分気付いてません。コメントの理解のために頭の中で何回か音読していたらたまたま気付いたのです(^^;

>poohさん
新エントリ読みました。
こことTAKESANさんのエントリで僕の気になっていたことはほとんど述べられていると思います。しかしやはり対象がはっきりとしない論に反応するというのは難しいですね。
by dlit (2008-02-02 11:08) 

pooh

> 黒猫亭さん

でも黒猫亭さんはちゃんと「噛みますよ」とおっしゃるぶんマナーがいいのでは(^^;
by pooh (2008-02-02 12:34) 

pooh

> dlitさん

そう、「難しい」んです。反応するにも、黙殺するにも。
by pooh (2008-02-02 12:35) 

黒猫亭

見慣れないURLからの来訪者が来るようになったので、リンク元を見に行ったら庄内さんのブログでTBが公開されていましたね。
by 黒猫亭 (2008-02-07 20:17) 

TAKA

>庄内さんのブログでTBが公開

あちらの読者さんの中から、ニセ科学問題に関心を持つ人が増えると良いですね。
もちろん庄内さんご自身にも、ニセ科学問題を正面から捉えてほしいです。その場合、クールに批判を展開する事と思います。(ばっさばっさと切る感じかな?)
by TAKA (2008-02-07 21:11) 

pooh

> 黒猫亭さん

さすがに集客力はすごいものがありますよね。うちも随分アクセスを誘導してもらいました。
とは云えあぁ、このエントリから飛ばしたトラックバックはやっぱり公開してもらえないのですが(向こうからのトラックバックは来てるけど)。まぁ受けた方の自由ですけど。
by pooh (2008-02-07 22:48) 

pooh

> TAKAさん

庄内さんのところからこちらへのアクセスは結構ありましたので、いくらかは期待できるかも知れません。ただ、ご本人に批判者側に立っていただくのは多少期待薄かと。分からないですけど。
by pooh (2008-02-07 22:50) 

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