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情報量 [よしなしごと]

例えば、Yahoo!ブログ検索で「ホメオパシー ワクチン」と放り込んでみる。直近1週間で(このエントリを書いている時点で)43件。「ワクチンは射つな」から「わたしは射ちません」まで濃淡はあるにせよ、まぁ半数はインフルエンザワクチンを忌避する情報。これに対する対抗言論は1件もひっかかってこない。
「ネットで触れられる情報」と云うものについては、とりあえずこれが現実。
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pooh

とか書いたらこのエントリが即座にインデックスされて44件。あはは。
by pooh (2009-10-27 21:56) 

黒猫亭

グーグルで検索すると、Kumicit さんのところが高順位でヒットするんですけどねぇ。後はもう、ホメオパシーマンセーでワクチン撲滅のところが圧倒的に多いですね。
by 黒猫亭 (2009-10-27 22:55) 

pooh

> 黒猫亭さん

順位もありますけど、情報の流量もあるよなぁ、みたいな話なんですよ。接する機会、と云う切り口で。
ちなみにYahoo!の通常検索だと、いま現在ぼくの環境でNATROM先生のエントリが3位にきますね。
by pooh (2009-10-28 07:27) 

うさぎ林檎

おはようございます。

神戸大学病院感染症内科の岩田先生が予防接種のシステムについて提言されています。

http://georgebest1969.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-74a1.html
http://georgebest1969.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/acip-4158.html

少しずつ日本の専門家の方が情報公開ツールとしてネットを利用することが増えていると思います。もっとも専門家の意見が必ずしも信用できない(NATROM先生のエントリー)のが、素人には辛いところです。
by うさぎ林檎 (2009-10-28 08:13) 

黒猫亭

>poohさん、うさぎ林檎さん

ウチでも書いたことなんですが、有用な情報が主流的に流通すると謂う状況になるには、まだまだ先は長いな、と思います。現実的に考えるなら、以前は入手するのに組織的な取材力や一定の調査コストが必要だった情報が、誰でも容易に入手可能な状況になること、それが先決かな、と。

普通に考えれば、ニセ科学と謂うのは社会的に蔓延していることが問題なんですから、どうしても情報全体の流通量で視ると、ニセ科学を主張したり支持したりする情報のほうが多くなりますよね。情報化すると謂うことは、そう謂う情報に対してもアクセスが容易になると謂うことですから、好悪両面があります。

これ、有害情報を規制すると謂う方向で考えても意味はない(何が有害かについて必ず規制側の恣意性が入るので)と思うので、一朝一夕にどうにかなるとも思えないんですが、実はこの問題はもう一廻りしてマスコミが責任を持って果たすべき役割の問題に回帰する部分があるんじゃないか、とぼんやり考えていたりするんですが。
by 黒猫亭 (2009-10-28 10:17) 

pooh

> うさぎ林檎さん

あらためて云うまでもないことですが、ワクチンそのものもゼロリスクではないので、その取り扱いには明瞭なルールがあるのが当然望ましいわけですよね。
その点ホメオパシーは単体ではほぼゼロリスクで(赤ちゃんにレメディを呑ませる、とかはまずいですけど)、しかもゼロリターン。このゼロリターンと云う部分をいつわってしまえばいいことずくめに見える、と。

いずれにせよ、情報発信ツールの充実は、いろいろと状況を変えています。
by pooh (2009-10-28 21:25) 

pooh

> 黒猫亭さん

アグリゲーションのしくみをもたないメディアによる情報流通では、個々の情報は内容を吟味するまではその価値がフラットになってしまうんですよね。そうすると、単純な量の問題と云うのは意外と無視できないよなぁ、みたいに思っています。

> マスコミが責任を持って果たすべき役割

これこそがアグリゲーター機能だと思うんですよ。そこをおろそかにしたために、いちばん大事ななにかを昨今のマスメディアはなくしてしまいましたが。
by pooh (2009-10-28 21:28) 

梨

こんばんわ。ワクチンといえば今月のニュートンでワクチンについての記事がありましたね。ワクチンとはそもそもどのようなものかということから始まり、作り方、リスクについて書かれていました。個人的に良いと思ったのはゼロリスクのワクチンはないと文中で幾度も書かれていたことですね。
by (2009-10-28 23:38) 

黒猫亭

>poohさん

仰る通り、マスコミ情報と謂うのは、組織的に収集され、検閲され、編集された情報ですが、それ自体は情報価値を担保する仕組みのはずで、それに携わる専業者の善意や誠意を素朴に信頼するなら、本来はマスコミ情報には一定の有意義な権威が附随して当然なんだと思います。

価値的にフラットな情報が玉石混淆で流通して、個々のユーザーが価値判断しなければならない状況と謂うのは、それよりも混乱した状況のはずなんですが、マスコミ情報の信頼性が揺らぐと、とにかく正確な情報が流通していて自主的に取得出来るだけマシ、と謂うことになるわけですね。

マスコミが健全に成熟していて、おおむね社会的コンセンサスの得られる妥当な情報を発信しているのであれば、一般庶民がマスコミ情報で社会問題の是非を判断することには一定の効率性があるはずなんですけどね。

実際には、検閲と編集でシールされている部分でさまざまな組織の都合がごちゃ混ぜになって、そこで生温いもたれ合いが長期に亘って持続したわけで、情報の取り扱いが窮めて恣意的になっています。広汎な発信力とソフトな権威が附随するだけに、ネットの屑情報よりも実害が大きくなっていますね。

>>単純な量の問題と云うのは意外と無視できないよなぁ

こりゃもう、大きな要素ですよねぇ。何も判断の材料がない場合は、流通量の多寡で信憑性を量るしかないんですから。

で、本来マスコミとか政策立案者って、それとは違う基準で妥当に情報の価値を判断しなければならないはずですが、実際にはやっぱり流通量で判断しているのとまったく同じことになっているわけで、とくにバラエティ番組なんかはネットの有害情報の拡声器にしかなっていない場合が多い。

いやしくもマスコミが「今、ネットでマクロビ(ホメオパシーでも可(笑))が話題になっています」なんてネタを拾ってくる時点で、今すぐマスコミ人をやめろとか言いたくなりますけどね。
by 黒猫亭 (2009-10-29 03:40) 

pooh

> 梨さん

あぁ、そうなんですか。ニュートン読んでないです(^^;。

ワクチンについてはぼくなんかの浅い知識でもゼロリスクでないのは理解できるわけで、そうすると「なぜリスクをとるのか」と云う話になる。ここはベネフィットとのかねあいで判断されるわけで、そこのところを外して製薬会社の陰謀、みたいなのに直結させる心性、みたいなのが問題のようにも思っています。
by pooh (2009-10-29 07:27) 

pooh

> 黒猫亭さん

本来マスメディアは権威を持ってしかるべき、ではあるんです。ただ、その権威の源泉がなんなのか、と云う部分について、いまのマスメディアは充分な手当てができていない。できていない理由はわかるんですが、その部分が手薄だと存在意義そのものにかかわる話になってしまう。
アグリゲーションが機能していなくて、受け手がフラットな情報をみずから重みづけしなければいけない状況、と云うのは高コストなんです(そのコストの肩代わりがマスメディアの収益の源泉のひとつ、でもあったわけですけど)。サーチエンジンの検索結果順位付け、なんかはまぁ、相対的に技術面で低コストにアグリゲーションするしくみ、ではあるんですけどね。
by pooh (2009-10-29 07:36) 

黒猫亭

>poohさん

>>サーチエンジンの検索結果順位付け、なんかはまぁ、相対的に技術面で低コストにアグリゲーションするしくみ、ではあるんですけどね。

そこで関わってくるファクターが情報の流通量なんですよねぇ。サーチエンジンは人々の選好しか反映しないので、情報自体の妥当性については中立的な立場でしか在り得ない。そうすると、有害情報の蔓延と謂う社会問題に対しては無力なんですね。

本来は情報の妥当性を担保して情報流通を効率化することがマスコミの権威の機能なんですが、そこをあんにゃもんにゃの生臭い都合で鍛えてこなかったことが、現状のマスコミの問題点ですね。

評判や噂話のような実体的なコミュニケーションで流布する玉石混淆の情報に対して、妥当性のガイドラインを示すことがマスコミ情報の本来的な役割で、ネットが登場してもマスコミの情報容量の限界を補完する形になるのが理想なんですが、現状ではマスコミ情報が信頼出来ないからネットでロウデータに近い位置から発信された妥当な情報を漁ると謂う形になっています。

仰る通り、これはもう凄くコストが高い。マスコミは何してんだって話になるんですが。
by 黒猫亭 (2009-10-29 14:03) 

pooh

> 黒猫亭さん

まぁ、実体としては情報発信のコストと情報受信・選択のコストのあいだに微妙なトレードオフが存在して。現状では議論が「どちらを優先するか」と云うことにならざるをえない部分があるので難しいし、マスメディアがカウンターパートとして充分な権威を保持できていない(自業自得なんですが)ので、よけい端的な議論がしづらくなる、と云う部分がどうしてもある。

> そこをあんにゃもんにゃの生臭い都合で鍛えてこなかった

これ、現実問題生命線の放棄ですよね。

> ネットが登場してもマスコミの情報容量の限界を補完する形になるのが理想

この部分、基本的に同意です。と云うか、そう云うかたちにみずから持っていくだけの力量があって本来はじめて成立するのがマスメディアと云う商売(だから高コストも許容される)、と云うことだと思うんですけどね。
by pooh (2009-10-29 22:21) 

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