So-net無料ブログ作成
検索選択

不似合い承知 [近所・仙台]

ぬいぐるみに人格があるように感じる、家族の一因一員みたいに感じる、ってのはもちろん妄想で、でもそれを一概にくだらないとか幼稚だとか断ずるのには、ぼくは結構抵抗感があったりする種類の人間で。
そう云うわけでサイドバー一番上の臨時リンクエリアからリンクを張っている件について、エントリでも扱う(だいたいここの臨時リンク、気づかれないことが多い。まぁそれはそれで全然構わないのだけど)。

仙台にみさとソーイングと云うリフォーム屋さんがあって。ていねいな手作業による仕事が売り(なのでけっこういい値段)。

で、ここはぬいぐるみの修理と云うかリフォームと云うか、も扱っているんだけど、ポイントになるのは基本的にぬいぐるみに人格を認め、尊重する姿勢を標榜していること(この時点で「もういいや」みたいになっちゃうひとも多数いるんだろうけど、気にせず続ける)。ぬいぐるみが入院してくると、まずはホストとしてうさぎの佐久間ビーちゃんが迎え入れ、滞在中の世話をするシステムになっている(ついでに云うと入院するぬいぐるみに付き添いとして「友人のぬいぐるみ」が一緒にくるのも受け入れるシステム。徹底している)。

で、さっきも書いたけどぬいぐるみの入院・治療にはけっこうな費用が発生する。そのうえ、基本的に材料費はクライアント持ち。そのへんを理解させ納得させてしまうビジネスモデルの見事さ(と云うとなんかいやらしいけど)には唸ってしまうのだけれど、この材料が余ってしまうことがもちろんある。で、余った材料はさっきの佐久間ビーちゃんが運営するビビビ材団がプールしている、と云うしくみ。すごいぞビーちゃん。

で、やっと本題、と云うかここまでの話は、みさとソーイングが現在展開している東日本大震災で津波被害を受けたぬいぐるみに対する無償の救護サービス提供のページにリンクするためだけの、ただの前振り(ちゃんと書いておかないとついに惑乱したか、みたいに思われる。書いても思われるかも。いやそもそもすでにおいら現実に惑乱しているのかも)。資材と云うか材料と云うかはビーちゃん運営のビビビ材団が提供。えらいぞビーちゃん。とは云え利用を検討するときは上のリンク先に書かれている諸条件をちゃんと確認してね(お店を困らせないでね。と云うかこのお店の経営方針ってクライアントとの相互理解がすべてみたいな部分があるから、こうやって紹介するのもちょっとためらわれる部分があるのだ。でも、だいじなぬいぐるみが綺麗になって帰って来ることで、笑顔になれるこどももいるはずなんだよねぇ)。

こう云うことがらに対するひとの捉え方はさまざまだろうし、優先順位の話とかはじめちゃったらたぶんもっとややこしくなる。まぁ単に、ぼくはこう云う営為をわりと大事なことだって考えるんだ、ってだけの話。いやさっきも云ったけど、惑乱しているから余計そんなふうに考えるのかもしれないけどね。
nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 4

ハブハン

こんにちは。

 自立式お掃除ロボット、ルンバが故障したときに、新品に交換するのではなく今の個体を修理して返してくれ、って言う人がいる、ってのを、むかし読んだことがあります。http://wiredvision.jp/archives/200306/2003061802.html

 たとえば、自分のペットに愛情を感じているヒトは poohさんがお書きになったコトに理解を示してほしいなって思います。ペットに対する愛情と、ぬいぐるみやルンバに対する愛情は同じものなんだよ、って言われることには抵抗があるかも知んないけど(^-^;

 私自身がそういったモノにあんまりコダワリを持たない人間なんで自分のスタンスにちっと偽善を感じなくもないのだけれど(^-^; でもビビビ財団、じゃない、ビーちゃんのとりくみを、私は全面的に支持します。
 必要なことだと、いや、必須のことだと、思う。

 このことは、私が他人の趣味や嗜好、はては思想や宗教を尊重することにもつながっていたりするのかな、と思います。

 私はまったくの無信心なのだけど、トモダチにご不幸が連続したときに、お祓いを勧めたことがあります。
 そのコトと、もし私自身に不幸が連続してもお祓いには頼らないだろう、ってコトとの間にはなんの矛盾もないんですよね。
by ハブハン (2011-06-10 22:26) 

pooh

> ハブハンさん

ひとの自我はそのひとをかたちづくるアウトラインの外まで広がっていて、だから誰かほかのひとに向けられた愛情も、ペットに対する愛情も、ぬいぐるみに対する愛情も、そのひと自身の大事なこころの一部だ、みたいに(河合隼雄経由でユングに影響された身としては)思います。このことを根拠に、たとえば「所詮は」なんて感じの岸田秀的ニヒリズムも語りうるんですけど(そして確かに危険な面も厳然と存在するんですけど)、ぼくはむしろそのことこそが大事なのだ、みたいに思ったりすることがあります。

ビジネスモデル、と云うといやらしいですけど、みさとソーイングやビーちゃんがどんなふうに預けられたぬいぐるみを大事にしているのか、を見せることで、たとえば通常の数倍のクリーニング費用も、ぜいたくや無駄な出費にはぜったいに感じさせない。見事なスタンスであり、なので今回の無償対応も、画期的でかつぶれのない見事な姿勢だと思います。
by pooh (2011-06-10 22:57) 

mohariza

幼い時に、親にペットを飼うのを拒否されて以来、(当時、ペット同伴の旅行はあり得ず、自分で責任を持って、飼えるか?、飼える訳は無い、との、親の拒否とは思いますが…、)
ペットは飼ったこともありませんが、
「子」代わりのように、ペットを癒しとして、飼っている人間がいるように、
「ぬいぐるみ」も、<人間の癒し>のモノと思います。

「ぬいぐるみ」に、人格なり、精神を求めるのは、個々人の<精神>の問題で、<ぬいぐるみに人格を認め、尊重する姿勢>は、そのモノを癒しとしている人間にとっては、
大事な場<店>と思います。

by mohariza (2011-06-19 01:09) 

pooh

> moharizaさん

基本的に、おっしゃる部分には同意します(癒し、と云うことばは、とりわけ昨今の使われ方を踏まえると、あんまり好きじゃないんですけどね)。

通常ここは、長年の愛情によってくたびれてしまったぬいぐるみを対象にしているんですが、この試みはちょっと意味合いが違いますよね。たぶん、とても有効なセラピーを提供することができるんじゃないかな、みたいに思います。
by pooh (2011-06-19 05:29) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL:
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

関連記事ほか