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営業の技法 [よしなしごと]

NAVERまとめの【まどか☆マギカ】QBのセリフの営業的考察を読んだ。

まぁ面白い。面白いんだけどそれはキュゥべぇのせりふがストーリーに沿って巧妙に配置され、誇張されているものだからで、じっさいにここに並んでいるのは一般的な営業の手管(話法、とか呼んだりするかな)。「優秀な営業」と呼ばれるひとたちは、この種の対話のテクニックを営業活動の各ステージに応じて引き出しからすばやく取り出し、活用する。
で、その点だけ見れば、優秀な詐欺師も同じ。

営業担当者と詐欺師を分かつものは、「その商材を販売することによって購買者に利益をもたらす行為である」と云う前提が置かれているかどうか、と云うあたり。商材の品質、購買者にとっての商材の価値。そのことをどれだけ理解しているか、販売にあたって購買者の利益のことをどれだけ真摯に考えているか、が、営業と詐欺師の違い。

もちろんそんなことろくに考えていない営業担当者もごろごろいる。そう云う営業担当者は詐欺師と変わらない、とも云える。たとえば、自分が扱っている商材にどの程度の価値があるのかをよく理解していないとか、ほんとうに顧客の役に立つのかちゃんと考えていない、とか。いくら真剣に業務に取り組んでいようが、成績を上げようが、そう云う営業担当者は大枠で見ると社会にとって害悪。意図的にそうしているのならまったく詐欺師と同じだし、本人が気づいていないのなら「無意識の詐欺師」とでも呼ばれるべき存在、になる(まぁ珍しくもないけど)。

ニセ科学商売については、多かれ少なかれこう云う側面が存在して。
ニセ科学にたずさわるひとは、自分の扱う商材の有用性の根拠が虚偽であることを理解しているか、あるいはよくわかっていなくてあまりそのあたりに関心がないか、のいずれかになる。前者は悪意、後者は(きつく云うと)怠惰が原因。どっちが悪質か、みたいな議論にもしばしばなりがちだけど、結果的には購買者はその費えに見合う利益は得られないわけで、その意味では同じ。悪意の存否を論じてもあまり意味はないし、イノセンスは結果を免責しない。不勉強な営業が顧客に損害を与えた場合に「ごめんなさい、お売りした商材について、じつはよく知らなかったんです。でもお客さまのためになると思って善意で」では通らないのと同じ。

まぁもちろん、その商品が科学的根拠があることを標榜していないとか、におわせていないとか云った場合は、そもそもニセ科学にまつわる議論の範疇に入らない。商品を購買することに関する利益、と云うのをどう捉えるのか、と云うのも一筋縄ではいかない話だ(その商材による直接的な効果、と云う範囲を超えるメタレベルの損益、みたいなのは、一般の企業活動でも存在する)。
ただ、ニセ科学に関する肯定的な言辞を弄しておいて、その結果に対して「自己責任」とか言い出すのは、損害を被ったことを訴える顧客に向かってわけがわからないよみたいに云い放っているのと変わらない、と云うのは云えると思う。
タグ:ニセ科学
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