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フィギュアスケート2014年中国杯 [みたもの、読んだもの]

なんでスケートカナダを地上波で放送してくれないんだ。無良くんを見せろ。理華ちゃんを見せろ。

さて、ちょっと看板に偽りありのエントリになる(中国杯についてのエントリがそうなっちゃうのは3年ぶり、か)。
いや、けっこう語るべきことが多い大会ではあって。ユーリャもリーザも佳菜子もナムくんも、ひとくさり書きたくなるような演技を見せてくれた。それでも。

羽生結弦は、ピットブルだ。そこに闘いの場所があるなら、向かっていく。王者だからとか、被災地の存在を世界に届けられる最大の存在であるからだとか、そんな理由さえ必要なく。そんなことは、とうに承知している。それでも、愚挙は愚挙だ。
オーサーには結弦を止められなかった。誰だったら、止められたのだろう。大輔? 荒川さん? ジョニー? ジェーニャ? 云っても詮ないことだ。結弦には目の前の闘いから逃げるなんて発想はない。

どうしようもなく、魂を揺さぶる。もちろん、揺さぶられるぼく(たち観客)も愚かだ。チャンプではあっても、こんなことで選手生命を縮めるべきではない。結弦はいつだって、作為なくむき出しの魂を見せつける。そしてそれは伝染する(ハン・ヤンがその被害にあってしまった)。まるで多くの記憶に残る、そして辛い晩年を送ったボクサーのように。

ディダクションが5つの銀メダル? どんな趣味の悪い冗談だ。こんなことはいかなる意味でも、称揚されるべきではない。まだ19だ。ホームリンクを一度は失って、二度と競技ができなくなる恐怖感も頭をよぎるのかもしれない。でも、ゴールドメダリストがリンクを得られないような状況には、フィギュア界はしないはずだ。

叶うならば、NHK杯で元気な姿が見たい。それが能わないならば、今季はもう回復に専念してほしい、みたいに思う(とは云え復調してくれば、全日本には這ってでも出てくるのだろうけれど)。3年後、ディフェンディング・チャンピオンとしてリンクに上がるために。

とりあえず、すばらしかった会場の観客たちに拍手を。そしておめでとう、マックス・コフトゥン。
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