現状認識と誠実さ [世間]
アロマテラピーに使用するハーブのショップを経営しておられるjgnhm075さんの理論武装と云うエントリを読んで、ちょっと感動した。いや、この方にとっては当たり前のこと、なのかもしれないけれど(だからこう云う取り上げ方は、少し失礼なのかもしれないけど)。
求められているもの、を与えるために [世間]
受け入れること [世間]
ぼくはもともとロックな餓鬼で、オリジナルパンクスの尻尾で、ギター小僧だった。だから、例えばクラシックは高尚でロックは下賎だ、みたいな云われ方をするとちょいと頭に血が昇る(クラシックもロックも、なんでも聴くんだけど。ジャンルに好き嫌いはなくて、作曲家や演奏家に好き嫌いがあるだけ)。
でもまぁ、お水さまに云わせるとロックってのは不道徳で醜い音楽だそうで。で、例えば水は語ると云うエントリによれば、t-voice1216さんにとってもそうらしい。
スタイル [よしなしごと]
fuku33さんのこのところのエントリを読ませていただいていて、それがとても刺激的で納得がいって面白いものだったのは、多分ぼくがスタイルと云うものにとても価値を感じていて、それがきっと何かしら(一定の文化圏の中でも)普遍性を持ちうるものだ、とずっと感じ続けていたから、なんだろうと思う。で、ぼくは多少なりともいまの生業のなかでそのことを(ビジネス的に)証明したい、って感じてるんだろうな、と思った。
求められているもの [世間]
どうもぼくがここでニセ科学を切り口にしながらぐるぐると寄り道がちに牛歩の思考を重ねていることに関連するようなことを、skywolfさんがニセ科学の根底にあるものと云うエントリで明解にお書きになっている。
方便(2) [世間]
前のエントリで触れた方はまだ直接ニセ科学で商売をしてらっしゃる訳ではないので、方便と云ってもまだまだ穏やかだ。でも、それを直接商売にされている方はまた違ってくる。
こちらのブログ。管理人のプロフィールがないのだけれど、「マイナス水素イオン@健康どっとこむ」と云ういかにもなタイトルがついている(マイナス水素ってので稼ぎたい方大募集、的なブログらしい)。その、「ありがとう」で運が開ける「ありがとう」は不思議な言葉!?と云うエントリに触れる。
唯幻論 [余談]
とまぁ、前のエントリで触れたfuku33さんのエントリには、「唯幻価値論」と云う用語が使われている訳だけれど。きっとこれは岸田秀を踏まえた用語なんだろうな、と思う。この歳になったいまなら、岸田秀も読めるだろうか。
計測可能性の制約 [よしなしごと]
インターフェイスと文脈 (「着る女」筒井ともみ) [ひと/本]
街に積み重なるもの [近所・仙台]
街に矜持が成立するためにと云うエントリに、またfuku33さんから街の矜持と家元レントと云うエントリでトラックバックを頂戴してしまった。なんだか一介の散歩マニア(初めての土地でも何でも地図も持たずに散歩しちゃうぞ。それがバリでも、台北でも。そうして街の構造を把握するのだ)の戯言に本業の方がおつきあいくださってるのって、安い掛け金で配当ばりばりって感じで嬉しいやら申し訳ないやら。でも長年意識して来たテーマではあるので、思索を深めるいい機会だと考えて、もう少し続けてみる。と云ってもfuku33さんみたいに整然と論を進めるのも手に余るので、漠然と。
無原罪の主張 [世間]
kmizusawaさんのテレビ番組を問題にすることの伝わらなさと云うエントリを読んだ。まぁこれ、ニセ科学を論じるにあたって、直面している問題ではあるのだけれど。
街に矜持が成立するために [近所・仙台]
fuku33さんのエントリに言及したら、トラックバックを返して下さいました。街の自己模倣と矜持と云うエントリ。ちなみにぼくは西の方の神戸っこで、どちらかと云うと柄のよろしくない方です。
ひとから見た「善悪」 [世間]
善悪ってのは人間の(その時点での、その地域での、その文化圏での)道徳観にしか存在しないはずで。天使が善きものなのはアブラハムの宗教の中だけで、ヒンズー教のカーストにしてもその土地からすると敬虔さの顕れだったりもして。でも、なぜかそれが「宇宙を貫く法則」にされてしまう。
分かりやすいのですぐ「水からの伝言」を採り上げてしまうのだが、なぜかそれが受け入れられてしまうのは、地球が人間を中心に、自分の見聞きする範囲での善悪に支配されている、と云う思い込みがあるからなんだろうか。ranti-4さんの「自分が変わる 水の奇跡」 江本勝と云うエントリにも、そう云う雰囲気が見える。
地方都市暮らし [近所・仙台]
もともとは神戸っこで、広島に住んでいて、仙台で学校を卒業して、東京にいたときは三鷹に住んでいた。少し前には福岡にいた。と云う訳で、地方都市育ちの地方都市在住だったりする。と云うか、地方都市好きなのだ。fuku33さんの吉祥寺の行列と云うエントリを読んで、ちょっと懐かしく思い出した。
KV also die [ひと/本]
So it goes.
(Slaughterhouse-Five, or The Children's Crusade: A Duty-Dance With Death, 1969)
水の結晶に愛の尊さを教えてもらっているような方々は、その生涯において1冊もヴォネガットを手にする機会がなかったに違いない。
Please--a little less love, and a little more common decency.
(Slapstick, or Lonesome No More!, 1976)
世界をかたちづくる、もの [余談]
私事ながらなんかちょい弱ってたっぽい。ので、ちょっとリハビリ。
非常に個人的な自分語り臭いエントリになりそうなので、先にエクスキューズ。そういうものがあまりお好きじゃない方にはあらかじめごめんなさい(エクスキューズといえば、自分で自分の表現に「芸風」と云う言い方をすることは、書き手から読み手側にメタ的な立ち位置の存在を最初から提示して読み方のバイアスの設定を要求する行為のような気がしてあまり好きじゃない。好きじゃない、と云うだけでよしあしを云々するつもりはないけど、ある種の潔さの欠如を感じる)。
なんかもう絶賛が出尽くしていていまさら語られるべきこともなさそうな本だけれど。で、いまさらこの本を挙げて以下の文章を綴るのに抵抗がないわけではないけれど。
世界の断片と、物語 (「我々はどこへ行くのか」川良 浩和) [ひと/本]
いや、面白かった。面白かった、と云う云い方はともすれば不謹慎だと思われるかもしれないけど、正直。
我々はどこへ行くのか—あるドキュメンタリストからのメッセージ
- 川良 浩和
- 径書房
- 2310円
Amazonで購入
livedoor BOOKS
書評/ルポルタージュ
これも本が好き!プロジェクトからの頂きもの。
wino (「ワインの個性」堀賢一) [ひと/本]
最近「本が好き!」プロジェクトからの頂き物ばかりだけれど、これもその一冊。
ワインの個性
- 堀賢一
- ソフトバンククリエイティブ
- 1890円
Amazonで購入
livedoor BOOKS
書評/グルメ・食生活