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云うに事欠いて [よしなしごと]

ホメオパシージャパンの代理店をされている奈々さんの向精神薬について。と云うエントリを読んだ。
「現代医療の矛盾」と云うテーマを当てられているので、通常医療の問題点を指摘してご自分の職業をバックアップする、と云う意図がおありなんだろうけど、なんかちょっと無責任なことを書きすぎのような。

ちなみに精神疾患に対する代替医療、と云うものについてのぼくの認識はこっちに書いたような感じ。もちろん精神科医療を概観する視点、なんて云うのは持ち合わせていないけれど。

このエントリ、最初にでてくる某氏の名前でまず脱力するんだけど、それはそれとして。
 向精神薬とは、一応医薬品となっているがアル意味合法的なドラッグだ。

なぜならば、耐性が出来て効かなくなってくるし、依存性はあるしで、特に薬が切れると大変な不安感に襲われるケースが多い。
ドラッグと云う言葉を麻薬、と云う意味で使っているのがわかるので揚げ足をとってもしかたないんだけど、でも捉えようによってはアル意味合法的なドラッグと云う言い回しはおもしろい。そのとおりとも云えるし。ところで耐性が出来て効かなくなってくるとか依存性はあるって云うのはどの向精神薬にもひとしなみに云えることじゃないんじゃないか、と思うのだけどどうか。中枢神経刺激薬を別にするとだいたいの向精神薬には依存性はとくにないはずだし、耐性が生じる、ってケースもないはず(身内の精神科医から裏を取ってます)。ひとことで向精神薬って云っても(仮に抗うつ剤に限ったって)作用も機序もいろいろあるよ。そこをごっちゃにして論じようとするのは単に雑なのか、それともなにか意図があるんだろうか。
 要するに、向精神剤というものは、服用すればよく眠れたり、不安が消えたり一時的には
よい作用をもたらすが、依存性があり、抜け出せなくなる事により一度取り始めると長期に渡り服用しなければならなくなる。
要するにじゃなくて、だからそれってどの向精神薬よ。そう云う作用のあるものもあるけど、そうじゃないものもあるよ。あと離脱症状を避けるために徐々に減らすことはあるけど、依存とは別の話なんじゃないかな。
向精神薬は、合法的なドラッグと呼ばれ、薬が売れる事により、人々の精神は蝕まれ、依存させる事により、製薬会社、病院が儲かる仕組みになっています。
呼ばれって、あなたが呼んでるんでしょうが(あなたの信頼する陰謀論者もそう呼んでるかもしれないけど、世間ではそうは呼びません)。てえかなんかこれ、毎度でました、としか云いようがない感じだよね。あなたのお店で売っている砂糖玉はだれも儲かる仕組みにはなってないの? なんか30粒で1,000円以上とか云う値段がついてて、サクマのドロップスよりだいぶ高いみたいだけど。
 昔は、向精神薬など無かった。そして、私たちのご先祖様は、色んな事を乗り越えて力強く生きてきました。
見たんかあんた。
本当に、自分に必要か深く考える必要がありますが、依存してしまうとその思考力さえ、奪われてしまいます。
と云うかそもそも患者は多くの場合本当に、自分に必要か深く考えることなんかできない状態にあるんだけどな。深く考えろ、とか云われたらひとによっては(おおげさじゃなくて)死んじゃうかもよ。鬱の状態にあるってことがどんな状況なのか、すこしでもわかって(わかろうとして)書いてるのか。
 ホメオパシーでも、対処できます。
ストレスがかかると、ミネラルが消費されます。

そこで、ホメオパシーでは、体の必須ミネラルである、亜鉛や、カリウム、リン、カルシウムなどのレメディーを取ることで、改善に導きます。
ホメオパシー的には、うつ病の原因はミネラルの不足にある、と捉えてるんですか。それってほんと? てかそれ以前に、レメディにはミネラルは入ってないでしょ? 入ってたらまずいでしょ? ミネラルのレメディなんか摂ったら、毒出し作用で身体からミネラルが排出されちゃう、ってお話にはならないの?
医者から処方されたからと言って安易に取らないでいただきたいお薬の筆頭が、向精神薬です。=合法的なドラッグという認識を強くもっていただきたいと思います。
繰り返すけどあなたが=合法的なドラッグだって呼んでるだけだよね。こんなことを云っていると場合によってはひとを死なせることになりかねないんだけれど、そう云う自覚とか覚悟はあるのかな。精神疾患を甘く見てない?

で、これに続く向精神薬について。2と云うエントリもあがっているんだけど。
こっちはどうやら陰謀論者らしい小野寺光一と云うひとのメールマガジンのほぼ引き写しで、でもってこれもひどくいい加減なしろもの。作用機序のまるきり違うリタリンとパキシルをごっちゃに論じてるし(たぶん区別がつかない、と云うかつけるべきだとも認識してないんだろうな)、いまは抗うつ剤としては使われていないリタリンを昨今の猟奇的な事件の原因として断じてるし。
適当に脅して商売繁盛って感じなのか、信じるゆえの善意にもとづくものなんだか知らないけど、これじゃホメオパスってのは予断まみれのいい加減な知識に基づいて無責任に精神疾患について語るような手合いだ、ってのを示しているだけに終わっちゃうよ。

薬ってのは基本的に毒で。向精神薬なんてのはあたまのなかをいじる薬だから、そりゃ濫用はまずいに決まってる。だから医師は患者の様子を見ながら薬を選んだり、増やしたり減らしたりするわけで、精神科医療とはべつの局面になるけど必要によっては麻薬そのものだって使うわけで(麻薬及び向精神薬取締法をはじめとする麻薬関係の法律は基本的に無資格での取り扱いを規制するものなので、その意味では原理的にはそれ単体として「非合法なドラッグ」ってのは存在しないとも云える、かも。法的に規制されてるのはその使用法、と云う話ですね)。
薬をたくさん使うことがいいことだ、ってことじゃもちろんないし、(教えていただいたばかりの用語をさっそく使うけど)有害反応だってもちろん生じうる。もちろんそこには処方した医師の、その判断にともなう一定水準の責任、と云うのも生じてくる。
代替医療が通常医療の代替として役立とうとするなら、ぜひそのあたりも同水準で担ってほしい、みたいに思う。ろくすっぽ議論の主題を理解しようともしない、適当な陰謀論を語るんじゃなくてね。
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mimon

今回、おとりあげになった、どちらのエントリーも酷いですが、特に、「向精神薬について。2」の方が支離滅裂ですね。途中で腹が立って来ましたので、詳しくは読んでいませんが、拾い読みで気になった所だけでも取り上げます。
先に、お断りしておきますが、私は、医師でも有機化学者でもありませんので、常識的なことしか書けません。

まず、アンフェタミンとメタンフェタミンの分子構造が類似なのは、当たり前で、アンフェタミミンにメチル基をつけたのがメタンフェタミンなのですから。でも、メチルフェニデートは、かなり異なる構造をしています。wikipediaにも構造式が載っています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%81%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%83%87%E3%83%BC%E3%83%88
文字通りメとフェしか合っていないと言えます。もちろん、多少似た作用・副作用があるから、処方に注意が必要だという意味でなら、似ていると言っても過言ではありませんけれども。

phooさんも触れられていますように、もともと抗うつ剤は、「元気の出なくなった人を元気にする」ための薬ですから、効きすぎると、敵意・攻撃性等の副作用が出ることがめずらしくありません。
その副作用をなるべく抑えたのがパキシルを始めとするSSRIやSNRIで、人によっては(私もそうでしたが)、逆に効果がはっきりしなかったりします。
そのパキシルを名指しで攻撃しているのは、ひとつは、シェアが最も高いことと、一時期、「敵意・攻撃性等の副作用」について、新聞が一方的に大きく報じたためだと思います。
もちろん、厚生労働省では、その裏づけ調査を行い、結果を公表しています。
http://www1.mhlw.go.jp/kinkyu/iyaku_j/iyaku_j/anzenseijyouhou/258.pdf
http://www1.mhlw.go.jp/kinkyu/iyaku_j/iyaku_j/anzenseijyouhou/260.pdf
結局、SSRIもSNRIも三環系も四環系もその他の物も、抗うつ剤として認められている物は、ほとんどに同様の副作用が報告されており、唯一、胃腸薬代わりに他の抗うつ剤と併用されることの多いスルピリドだけがグレーゾーンに残りましたが、これだって、同様の副作用がないとは限りません。

だからこそ、抗うつ剤を始めとする向精神薬は、医師の管理の元に処方されるわけで、プラシボ効果しかないレメディといっしょにできないわけです。
私も、以前うつ病に罹ったときには、四環系のかなり強い抗うつ剤をたくさん飲んでいまして、もし寛解した後もそのまま続けていましたら、逆にそう病になる可能性がありますから、少しずつ薬を減らして、種類も変えて、今は、予防的に塩酸トラゾドンを25mgだけ飲んでいます。
これだって、治療中に私にはSSRIやSNRIが効きにくい体質だからという、医師の診たてがあったからで、他の患者には、他の処方をなさることでしょう。

なにしろ、私は一度、病気で死にかけた身ですから、それを救ってくれた向精神薬を否定的に扱って、もしも、同様の人が間違って、変な事になったらと思うと、こういう記事には、だまっていられないのです。
by mimon (2010-03-17 00:46) 

pooh

> mimonさん

なんか、それが善意であれビジネスであれ、こう云うことを表通りで云うのはまずいんじゃないの、みたいに思ったのでした。

> アンフェタミンとメタンフェタミンの分子構造が類似なのは、当たり前

分子構造が似てるからどうしたって云うの、と云う話ではありますよね。そこに類感呪術でも働くの? みたいな。

> だからこそ、抗うつ剤を始めとする向精神薬は、医師の管理の元に処方される

ポイントはここにあると思うんですよ。医師が診断して薬の効果を確かめ、病状を確かめ、最善の策を探っていく。そこには、一定水準以上のその病気に対する理解が当然必須になるわけですよね。
代替医療のカウンセリング効果やプラシーボをまったく否定するわけではないですが、それだってやっぱり同様に最低点の病気に対する理解、患者の状態に対する診断能力は求められると思うんです。
仮にそれがあれば、例えば公開の場で精神疾患に関してこんな適当なことはかけるはずがない、と思うんですけどね。
by pooh (2010-03-17 07:37) 

技術開発者

こんにちは、pooh さん。

ご本人は、自分がどれほど酷いことをしているかという認識は無いんだろうと思うけどね、なんか、「患者さんを不幸にしたくて仕方がない」様な話ですよね。

精神疾患の事を調べていくとね、一番良く目にする事例が「患者さんが勝手に薬を飲むのを止めてしまう」という事例ね。精神疾患というのは治療に根気を要する場合が多くて、その結果として薬の服用期間もながくなると言うのが元々にはあるんだけどね。それでも根気よく治療すれば、病気と付き合いながらでもそれなりにきちんと社会生活は送れる事が多いのね。ところが、途中で薬をやめたりして、悪化してはまた治療するなんて状態に陥ると、社会生活の方も悲惨になる訳です。

患者さんが途中で服用を止めてしまう原因としては「病識(自分がまだ病気であるという認識)」の問題ではあるんだけど、でもやはり周りから入ってくるこういう間違った情報で「薬を怖がる」という部分は無視できないのね。私の知っている事例では、そういう周りの誤情報で家族が薬を制限して再度悪化させたなんて酷い例もある。本来ならもともと患者さんが服用を止めやすい部分があるから家族がきちんと服用を続けるようサポートして欲しいのにね。

なんか書いていると、腹が立つより、世をはかなみたくなるから、この辺で止めよう(笑)。

by 技術開発者 (2010-03-17 12:58) 

うさぎ林檎

こんにちは。

>向精神薬(睡眠薬を含む)が、ネットジャーナリストのリチャード・コシミズ氏の話によると、

のっけのこれで、もう先を読むの止めようかと思ったんですが(笑)、一応目を通しました(由井寅子セボルガ公国認定ウェールズにあるらしい大学ホメオパシー名誉博士の本を読む事を思えば)。このおハナシでいくと現在パキシルを服薬している私は覚せい剤類似物質中毒患者だったんですねぇ、全然気がつきませんでした。なんとか社会復帰してるけど、これから放火魔になるかもしれないんだな、気をつけよう。

「おそらく」「もしかしたら」「たぶん」を多用した挙げ句に
>覚せい剤類似物質であり効果としては、覚せい剤のように働くとわかる。
>以上の事実から、これから、抗うつ剤を覚せい剤類似物質と呼ぶことにする。

ホメを信じる人にはこの論理のバンジージャンプは親和性が高いんでしょう。
報道されないのは「巨大広告代理店の電通から圧力」だとか精神医薬というビジネスの中心は「ロッ○○ェラー」だとか………kikulogで時折見ますね、こんな人。

技術開発者さんが仰有るように、服薬を突然止めてしまうことが一番不味いんですよね。私が通院している病院でも自分で勝手に飲むのを止めているなんてことを喋っている患者さんを見かけます。こういう方は自分で自分をコントロールできない状態ですから、本当に周りのサポートが必要だと思います。本人もお辛いでしょうし。
私は幸い薬の効果があった事で楽になりましたから服薬を勝手に止めることは怖くて出来ません(うっかり飲み忘れちゃう事はありますケド)。減薬中ではありますが、まだまだ先は長いと覚悟しています。

この手のホメオパスの話で何が不愉快かと謂えば、「他人へ何かしてあげたい」善意が「他人への影響力を持ちたくて仕方がない」欲求にすり替わっている事です。ホメオパシーを手にした事で、自分にその力があると思い込んでしまうんでしょう。以前の無力なままの人間だという事には、人殺しにでもならないと気付かないんでしょうね。
by うさぎ林檎 (2010-03-17 15:23) 

技術開発者

こんにちは、うさぎ林檎さん。

何か薬品名が出たらきちんとその説明をしようと考えていたので、うさぎ林檎さんは当然知っている話だけど、書きますね。

>このおハナシでいくと現在パキシルを服薬している私は覚せい剤類似物質中毒患者だったんですねぇ、全然気がつきませんでした。

パキシルはセロトニン再取り込み阻害剤ですね。セロトニンという神経伝達物質が、うつになると分泌が低下する。セロトニンはもともと人間の中にある神経を興奮させる物質ですから、神経興奮が起きなくなってうつの辛い症状がおきるわけです。でもって、セロトニンは神経から出て神経にまた吸収されるという流れを持っているから、神経に吸収される部分を少し押さえてあげることで分泌の減った部分を補う訳です。安易に使うべき薬じゃないけど、そんなに怖がる薬でもない。

>この手のホメオパスの話で何が不愉快かと謂えば、「他人へ何かしてあげたい」善意が「他人への影響力を持ちたくて仕方がない」欲求にすり替わっている事です。

実はkikulogでも書いたけど、うつに環境性のうつ、つまり強いストレスに長時間晒されることで、神経伝達物質の量に変化が生じて発症するうつがあるみたいに、躁にも環境性の躁があるんじゃないか、なんてヨタ話をしています。うつに比べて躁の研究はあまり進んでいないんだけどね。なんていうか「マインドコントロールのハネムーン期」の人の言動を見ていると、双極性障害の躁期の人の状態に良く似て居るんですよ。

なんていうか、躁と鬱を調べていると「人間ってバランスの生き物だな」なんて思うんです。うつは、本人が辛くて大変だけど、躁は本人は意気軒昂、気宇壮大だけど周りはたまらない。なんていうかな、「善意」がきちんと善いことに成る間に、「本当に善いことなのか」と自省する部分があって、はじめて善いことができるよね。そこには、不安感が必要になるのね。その不安感があってはじめて、自分のやろうとしている事を見直す事もできるのね。その不安感が強く成りすぎるのが「うつ」なら、その不安感が昨日しなくなるのが躁みたいな感じかな。

by 技術開発者 (2010-03-17 17:21) 

さいと

>中枢神経刺激薬を別にするとだいたいの向精神薬には依存性はとくにないはずだし、耐性が生じる、ってケースもないはず(身内の精神科医から裏を取ってます)。

その身内の精神科医さんは勉強不足、というよりも大丈夫ですか?特に日本の精神科で使用されているベンゾジアゼピン系の抗不安薬、安定剤は依存性も耐性もありますよ。

他人を批判しながら、ご自身も同じような過ちを犯さないように気をつけましょう。
by さいと (2010-03-17 18:17) 

うさぎ林檎

こんばんは。

>「人間ってバランスの生き物だな」

強い不安感に襲われ一週間ぐらいでスイッチが一つ一つ切れていくように生存していくために必須な行動や反応が失われていきました。我ながら自分が発狂するのではないかと思い始めた時に病院に連れて行かれ(医療従事者の身内に感謝)服薬した事で劇的に楽になりました。
技術開発者さん、変な話ですが私はその時「人間も物質なんだな」としみじみ思いました。勿論、私の個人的な経験で全てを理解したつもりになるつもりはありませんが、服薬した事で神経伝達物質の齟齬が改善した、その事に人間の身体も”化学反応”だなと想い、ぼんやりと可笑しくなった事を覚えています。
私は向精神薬の服薬を始めてから、20年程苦しんでいたパニック障害も軽減(ほとんど改善)しました。誰にでも同じ効果があるとは言いません、でも試してみる価値はあると思います。
by うさぎ林檎 (2010-03-17 20:28) 

pooh

> 技術開発者さん

なんか根本的に、精神疾患と云うものを深刻に考えていないゆえの言説、と云うふうに読めるんですよね。

基本的に、抗うつ剤なんて云うのはやめてもいいんならいつだってやめたい、と云うようなものだと思うんです。気持ちに働くものなので、薬に頼っている不自然さは自覚できるし、副作用はつらいし。でも、やめたらもっとつらいのがわかっているから、なんとか我慢して使い続けることができるわけで。
そんなところに「効くけど副作用はないよ」みたいなものを差し出されたら、とびつくひとがでてきてもおかしくない。でもそれを差し出したひとは精神疾患がどんなものかわかってないし(だから自分の差し出したものが効こうが効くまいが知ったことじゃないし、と云うか「効いている」と云う状態がどんなものなのかさえわかっていないわけだし)、差し出したあとで患者がどんな経緯をたどるのか、みたいな部分でケアをするわけでもない。

> こういう間違った情報で「薬を怖がる」

そもそもこわいものなので(しかも「適切に怖がる」みたいな能力が減退した状態にあるわけなので)、実際の処方には医師との信頼関係が重要、と云うことになるわけなんですよね。
こう云う言説、ひとによっては一発で網にかかるでしょうね。商売としてこう云う言説を発しているのなら外道だし、善意にもとづくものならそれは地獄への道の舗装用です。

(いったんコメントを分けますね。時系列でお返事します)
by pooh (2010-03-17 21:27) 

pooh

> うさぎ林檎さん

> 論理のバンジージャンプ

いや論理じゃなくて感性なんでしょう。あと愛とか。なんともFxxk offな感じです。

> 服薬を突然止めてしまうこと

だいたい本人が自分の病状を認めたくないケースが多くて、そんな場合は(副作用のつらさもあって)できるだけ薬は飲みたくない、って心理が働くんですよね。そんなときにはまわりがなんとかして服薬を続けさせなきゃいけない。

> ホメオパシーを手にした事で、自分にその力があると思い込んでしまう

「世界の隠された陰謀に気付く能力を手にしたとき」にも、おなじような現象が起きるようです。で、このふたつはふたつながら同時におなじひとに起きるケースも多いみたいですね。

(こちらもコメントを分けます)
by pooh (2010-03-17 21:31) 

pooh

> 技術開発者さん

躁状態も本人は結構辛いらしいですけど、経験がないので実感としてはわからないです。

> 「人間ってバランスの生き物だな」なんて思う

人間の心の中には、いろんなパラメータがあって。発生の原因は別として、現象としては精神疾患ってのはそのいずれかのパラメータの値が正常な状態の閾値から上か下かに抜けている、みたいな状態ですよね。精神を病んでいる状態、って云うのは、けして健康な状態から切り離された、まったく別の状態ではない。もちろんちゃんと原因のある病気なのでいちがいに程度問題、と云う話ではないんですけど、すくなくとも「自分と無縁ではない、地続きの状態」と云うことを意識できていれば、乏しい知識に基づいていい加減な言説を無責任に吐き出す、みたいなことはできなくなるんじゃないか、みたいにも思いますけどね。
ホメオパシーに仮に効果があったとしても、こう云うホメオパスには精神疾患を寛解させる能力があるはずはない(本人はそのことにはひょっとすると、人死を出しても気づかない)。犠牲者がでなければいいのですけど。
by pooh (2010-03-17 21:33) 

pooh

> さいとさん

いらっしゃいませ。

> ベンゾジアゼピン系の抗不安薬、安定剤は依存性も耐性もありますよ

これはぼくの書き方が不注意でした。おっしゃるとおりです(ぼくの身内もぼくも、そこはもちろんわかっています)。あと眠剤なんかも耐性が生じますよね。
言及先の主題がそこにはない様子だったので、その部分は詳述していません。すみません。
by pooh (2010-03-17 21:33) 

pooh

> うさぎ林檎さん

> 私はその時「人間も物質なんだな」としみじみ思いました。

どうしても、そう云う側面はじっさいにあるんですよね。なんかいやな感じがする部分でもあるんですが、これはしかたがない。

大学生のころにテレビで見た講演で、カート・ヴォネガットが話していたことをなんとなく思い出します。ある幸せな家庭から1年間ビタミンAを除去したらどうなるか、みたいな話だったような(うろおぼえですので違っているかもしれませんが)。
by pooh (2010-03-17 21:42) 

zorori

>poohさん、
>ある幸せな家庭から1年間ビタミンAを除去したらどうなるか、みたいな話だったような(うろおぼえですので違っているかもしれませんが)。

テレビは見ていませんが、本で読んだ記憶があります。実も蓋もない話で印象的でした。


by zorori (2010-03-17 22:36) 

pooh

> zororiさん

あ、ぼくもエッセイ集でも読んだかも。
その講演ではあと「シンデレラの物語構造」みたいな話をしてました。

> 実も蓋もない話

ヴォネガットの真骨頂ではありますね。世界を覆う身も蓋もなさと、そこで生きる人間との関係性。
by pooh (2010-03-17 22:52) 

zorori

身も蓋もない話に耐えられない人は多いのだと感じます。

たまたま、「たまたま」(レナード・ムロディナウ)という本を読み終えたところですが、人は「偶然」にも意味を持たせたがるようですね。最近も、IDを支持する人が「偶然の存在なんて無意味だ」といっていました。

単なる「物質」や「偶然」に精神的なものや意図・意味の幻影を見てしまうのですね。そうすると、単なる「物質」や「偶然」の素晴らしさや恐ろしさが見えなくなると思います。

by zorori (2010-03-18 07:02) 

pooh

> zororiさん

この部分って、ぼくがニセ科学に関連する議論に向きあう時の、問題の把握の中心的な部分に関わってくるんですよ。呪術性、ですね。
人間は根本的に身も蓋もない話には耐えられないですよ。そう云う仕組みになっている。

> 単なる「物質」や「偶然」に精神的なものや意図・意味の幻影を見てしまう

これが呪術性、ですよね。呪術的心性そのものが否定されるべき、とはぼくはまったく考えないのですけど、『単なる「物質」や「偶然」の素晴らしさや恐ろしさが見えなくなる』のはいくつかの意味合いでもったいないし、場合によってはまずいことにもなる、みたいに思います(この部分が、ぼく個人のいちばん重要な問題把握です)。
by pooh (2010-03-18 07:39) 

zorori

>poohさん

>そう云う仕組みになっている。

>呪術的心性そのものが否定されるべき、とはぼくはまったく考えないのですけど

呪術的心性となると、よくわかりませんが、知覚の錯覚が似たようなものかと考えます。
人間は錯覚をするような仕組みに人間はなっていて、否定することは出来ませんね。
子供のころ初めて錯覚について知った時、人間はなんて出来が悪いのだと落胆し、錯覚しない方が高級だと勘違いしていました。もちろん、錯覚しないのは異常ですからね。

大事なのは、錯覚を自覚して、それと付き合うことかと思います。それは、世界をありのままを見ていると素朴に思い込んでいるのとは随分違いますね。






by zorori (2010-03-18 22:41) 

pooh

> zororiさん

いや、ぼくは呪術的心性をあらゆる表現の(つまりは芸術の)根源だと思っているので、必死になって弁護するんですね。要するにぼくはそう云う部分に若干弱みを抱えている。

> 錯覚を自覚して、それと付き合うこと

そう云う認識がないと、例えば日々の生活を彩るいろいろな大事な心の動きとか、そう云うものをほんとうに大事にはできないんじゃないか、とか思うんですよ。
by pooh (2010-03-18 22:56) 

技術開発者

こんにちは、pooh さん。

少し、「耐性」と「依存」に関して云うと、依存症とかランナーズハイの脳科学的な研究によると、人間の云うのは、自分の脳内に自分で分泌する快楽物質にすら、耐性を持ったり、習慣性を持ったりするものなんですね。パチンコで「当たり」が出るとベータエンドルフィンが分泌されて快感を得るんだけど、パチンコ依存症の人の分泌量がそうでない人に比べて1.6倍から1.9倍多かったりとかね(笑)。

私なんかもこの1~2年、土日に6kmくらいの早足の散歩を心がけているのだけど、無心に歩くというのがなんとも気持ちよくてね。でもって、土日になると歩きたくて仕方ないのね。たぶん、歩くという行為に対して脳内のベータエンドルフィン分泌が増えていて、その快感への依存が生じているのだろうと思っています(笑)。

なんていうかな、こういうメカニズムで考えると、ホメオパシーというプラセボ効果のみの施術に対しても、「耐性」も「依存による禁断症状」も存在してもおかしくないのね。さらにいうと、ホメオパシーを人に勧めたりする行為にも、それに伴う脳内物質の分泌はあると考えられるから、それに対する「依存」もあり得る訳です。

なんていうかな、「耐性」だとか「禁断症状」というと、まがまがしいイメージに成ってしまうんだけどね。例えばジョギングにしろウォーキングにしろ、そういう「だんだんと目標が高くなる(私の散歩もだんだん距離が伸びている:笑)」とか、「やりたくて仕方ない気分になる(雪の中でも散歩してしまった:笑)」とかいうのは、別に社会生活を送る上でそう邪魔にもならないし、生活習慣病の予防を考えると勧めたりもするよね。そういう、総合的な見方も必要だろうと思ったりするんですね。




by 技術開発者 (2010-03-19 08:18) 

pooh

> 技術開発者さん

これ、うさぎ林檎さんやzororiさんとお話ししている「人間はそもそもケミカルなものでもある」と云う部分にまっすぐつながってくる部分ですよね。そもそもそう云うしくみになっている。なっている、と云うことは、単純にいいことでもわるいことでもない。
たぶんそこのところがどんな働きかたをするのか、と云う点については、「病気に対処する」と云うある意味きわめつけに「不自然」なおこないをなすにあたっては充分に把握しておく必要はあるんだろうな、と思います。

> 総合的な見方

云いかたを変えればリスクとベネフィット、およびその程度、と云うお話にもなるかと。
by pooh (2010-03-19 22:07) 

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